警察辞めたけど、働きたくない話

働きたくない ページ2

松田陣平side



バックまるごと取られ、手元に残ったのはポケットに入れてたスマホ１台だけ

俺は、急いで萩原に電話をかける




「萩原！！」


「《陣平ちゃん！急に何処行ったの！？佐藤ちゃん怒ってるよ！！》」


「んな、知ったことじゃねぇ！！今、Aが爆弾がある観覧車に乗りやがった！！」


「《………はぁ！？！？ど、ど、は！？》」


「とりあえず、さっさとそのFAXを解いて、もう一個ある爆弾の場所を探せ！！」


「《わ、わかった！！》」




その返事を聞いて、ブチッと萩原の電話をきる、そんで次はAに電話をかける

1コール、2コール、3コールと鳴って、４コールで電話を出たA




「Aてめぇ今どうしてんだ！！？」


「《おー、丁度良いときに電話を掛けてきたね、陣平ナイス》」


「ナイス…って」


「《詳細はメールで送っておくから、きちんと推理よろしく。もし出来なかったら、今の観覧車はどっかーんだからね、まぁ飛び降りるから良いけど》」




じゃ！と電話を切りやがったA

メールがんたらかんたらと言っていたから、一応見る

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from:sikadane,1988@gmail,com

to:jennpei.matuda@0610.com

件名:これな


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《勇敢なる警察官よ、君の勇敢な姿を称えて褒美を与えよう

もっと、大きな花火のありかのヒントを表示するのは爆発三秒前、健闘を祈る》




追伸
犯人捕まえたら、二人でぼこすぞ。

あと、時間が15分しかないからよろしく

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最後の文でちょっと同感した

ホントにあの時の犯人をぶっ飛ばしてやりてぇよ。




「…ちっ」




大きな花火…十字架……十字架は病院系、そんで花火…………あぁ、米花総合病院か米花中央病院、んで、一番込む病院は米花中央病院

そうか…簡単じゃねぇかよ、んだよ、これ

俺はスマホに電話をかける、相手は萩原




「もしもし」


「《あ、陣平ちゃん！？場所わかったよ！！》」


「俺もだ」


「「《米花中央病院》」」


「俺のところだと、15分はかかる、そっちなら車で5分だろ」


「《今、佐藤ちゃんに言って駐車場向かってる！》」




頼んだぞと、俺は電話越しの萩原に言えば、勿論と言われた。

あとは、Aが降りてきたら説教することか。

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