How to solve this Question? (ページ12)

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Encounter（出会い）/ sgi ページ12

sgi side

理系学部に流れる説…それは、

「理系にはかわいい子がやってこない。」説

理由は明らか。単純に女の子たちには理系は不人気だからだ。

実際、俺が大学に進学するときも女の子たちはほとんどが文系に進学し、

高校の理系クラスにも女の子はほとんどいなかった。

しかーし！そんな説は崩されたのである。

A「はじめまして。今度須貝さんと同じ研究室に入ることになった中島Aです。よろしくお願いします。」

４月の研究室発表で、またむさくるしい(ただの悪口。笑)男どもと研究をするのかと思いきや、俺のもとにやってきたのは理系らしからぬ女の子だった。

「須貝、お前当たりだよ。」
「ほんと！ほんと！！」
「どうせなら俺も一緒の研究室がよかったなー。」
「今から変えてくんないかなー。だって超伝導が専門とか言うんだぜ」

そうか、そうか、うらやましいだろ！と会話を聞いていたら
なんと専門まで一緒！！俺の運は使い果たされたのかもしれない。

うるさすぎる同期をよいしょと研究室から追い出し、
研究室には教授と俺と中島さんだけになった。
初めは、教授もいたんだけど会議があるからと部屋を出てしまい、気づけば２人きりに…

sgi「あの…コーヒーいる？」
A「ありがたいんですけど、須貝さん３杯目です。」
sgi「！！！もう、いらないよね！！そんなにね！！！あはははは。」

シーン

俺の心は耐えきれなかった。
あれ、こんなにコミュニケーションできなかったっけ？
いや、そんなことないよな。
あ、でもかわいい子と話すの久しぶりだし…
そもそも俺、自己紹介したっけ？何で名前知ってんだろ？？
あ、でも見たことある気が… どこだっけ？

なんて脳内会議を繰り返していると、俺は名前を呼ばれているのに気づかなかったらしい。

A「がいさん…すがいさん…すがいさん！！！」
sgi「…！はいっ！！！！」
A「びっくりしました。大丈夫ですか？」
sgi「あ、大丈夫…大丈夫…。ごめんね、中島さん。」

A「あの、須貝さん。苗字じゃなくて名前で呼んでくれませんか？」

はい！？こんな美女を名前呼びするの、俺！？嬉しいじゃん。
でも、何となく苦しそうなのは何で…？

あ、そうか！君はあの時の…