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あれから時がたち、俺は東京大学に進学した。

そしてQuizKnockに参加することになった。

wtnb「自己紹介…どうしよう。」
大学や高校で呼ばれていたのは航平だし、そもそもほとんどの人が苗字だし…
悩んでいた時に、急にAちゃんの言葉を思い出した。


俺の心に迷いはなかった。


wtnb「どうもQuizKnockのこうちゃんです。」
もしかしたらどっかで見ていたら…なんて思いを乗せて。



さらに時がたち、QuizKnockはイベントにも呼ばれるようになった。
俺も何度かテレビに出演することもあり、声を掛けてもらえることも増えた。
そんなイベント終わりのある日。


「こうちゃんはやっぱりこうちゃんだね。」

あの日から一度も忘れられなかった声に振り返った。

あの日よりずっとずっと大人になったけど、何も変わってなかった。

A「久しぶり、こうちゃん。」
wtnb「おかえり、Aちゃん。」

気づいたら嬉しくて抱きしめていた。もしかしたらセクハラ?とかも考えたけど
Aちゃんの手も背中にあるから問題ないのだろう。


Aちゃんはあのころと変わらず、明るく話してくれた。
先月までアメリカの大学に通っていたこと。(名前速すぎてついていけなかった。)
アメリカからは先月帰ってきたこと。
やることもなく暇だったときにYoutubeで知ったこと。
初めは信じられなかったけど、こうちゃんって名前で気づいてくれたこと。(やっぱりこの名前にしてよかった…!)
そして、就職先がなくて困っていること。


izw「じゃあさ、QuizKnockに入ってよ!英語要員っていないじゃん。」
wtnb「えっ!?」
izw「さっき話聞いたけど、Aさんめっちゃ英語喋れるでしょ?しかも大学名聞く限り相当高学歴だし。」
wtnb「(すげぇ…聞き取れてたんだ。)」
A「いいんですか!?私、動画で見てて働きたいって思ってたんです!!」
izw「じゃあ、こうちゃんの紹介ってことで決定ね!」
A「よろしくお願いします!こうちゃん先輩っ!」
wtnb「ええっ!」


かくして、AちゃんはQuizKnockで一緒に働くようになった。
QuizKnockの英語力が向上したことは言うまでもなく、その行動力が影響を与えることは言うまでもない。

―――――――――――――――――――――――――

izw「こうちゃん、彼女でしょ?好きな子」
wtnb「今は黙って!」
A「ん?どうしたの?」
wtnb「なんでもありまっせん!!!!」
izw「wwwwww」

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こえおん - 私にはなんでこんなに酷評されているのかわかりませんが私は好きです!これからも頑張ってください! (2021年9月21日 23時) (レス) @page17 id: 68c918356f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちむぎ。 | 作成日時:2021年9月19日 21時

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