しろくろ【呪術廻戦】 (ページ34)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,711 hit

その１１ページ34

ーーー

とみ子Side

……い、……？

お……とみ子……？

とみ子ー？

五条「おーい、とみ子ー？

……お、やっと起きた。おはよ、とみ子！」

――アラームよりも鬱陶しい声に薄々と意識を取り戻して目を覚ませば、そこは私の部屋だった。

窓からは雀達の鳴き声が聞こえ、目の前には頬杖をついて私の寝顔をスマホで盗撮していた五条さんの姿。

いつもと何も変わらない、朝である。

「…ッチ、んだよォ…」

五条「ん、どうしたの？」

「別に……今日の朝飯は？」

五条「納豆と煮物と味噌汁。今日は傑も一緒に来てるよ」

「夏油さんが？珍しいわね」

いつもは二人で来るなんて滅多にないのに……今日は休みなのかな？まあいいや。

それより、また頭悪い夢見ちゃったよ。なんだ私は、病気なのか？？っていうかほんと最近こんなんばっか……

海人「朝飯食う時くらい鼻ちょうちん取れ！」

「家にいるときくらいヅラ取れって……まあいいや」

適当に親父とのいつもの会話をあしらうと、親父はそのまま仏壇へゴー。一生やってろハゲ。

夏油「とみ子、眠そうだね」

五条「どーせ夜中まで騒いでたんでしょ？思春期の子ってホント盛んなんだから〜」

「うるせぇガチクズ呪術師」

五条「ア゛ァ？」

夏油「やめろ悟」

あー、あの変な夢のせいかなんだか知らないけど眠い…二度寝でもしようかな……

海人「ママ、僕らの合作は今あんな感じ。でも最近ようやく呪い屋をやめて……」

どうせ学校始まるまでまだあるし、このまま3度寝っていうのも………

…ん？

何、今親父呪い屋やめたっつったよな。

夢か、コレも？

？「ちょっ醤油とって」

「ん……」

そう言われ、私は考え事に没頭しながら醤油を彼に渡す。

……ん？

…今の、五条さんでも夏油さんでもなかったよね…？？