幻の虎戦士。 (ページ30)

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広報の復活。～将大story～② ページ30

Aside

将大が来てから二週間して、現場に復帰できるようになった。

『長かった…』

内藤さんにすごい迷惑かけてしまったし、選手に心配させてしまった。

その分は取り戻そう。全力で選手のサポートをしてお返ししよう。

？「ねえ、そこの人？」

『何ですか？』

？「一緒に遊びにい『お断りしますさようなら。』

とりあえず遅刻回避。甲子園の目の前でナンパとか初めてみましたよ。

『何やったんやろ、あの人？』

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『内藤さん、おはようございます！』

「「「「…え？」」」」

藤浪「中谷さんは！？」

『えっと、ごめん、何の事？』

高山「晴香さんに今日からAが復帰するって聞いて、皆でA迎えに行こうってなって中谷が代表して行くって言って、」

北條「それで二人待ってたんですよ！？」

『え？会わんかったけど？』

原口「じゃあ誰かに声かけられた？」

『甲子園の目の前でナンパする変人は見たけれど？』

内藤「どんな格好？」

『マスクしてて顔見えてないけど、いつも将大が着てるような服装してた…ってああ！あれ将大やったん！？』

糸原「え、気づかなかった！？」

『甲子園の目の前でナンパする変わり者かと思ってました…』

「「「「「………」」」」」

藤浪「ある意味すごい。」

北條「ホントに。」

糸原「中谷を不審者扱いするとか…」

原口「度胸がすごい。」

高山「天然ぶりが凄すぎる。」

内藤「というかいつの間に選手と仲良くなってんの…？」

中谷「晴香さん！A知らないっすか？」

「「「「「「『あ。』」」」」」」

中谷「Aっ！ここいたんか！」

『ヤバイ逃げろっ！』

中谷「待てえっ！」

将大から逃げながら、本当はちょっと嬉しかった。

また笑い合える、騒がしい日常が戻ってきた。

『タイガース最高っ！』

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藤浪「凉って引退してからイメージ崩壊したよな？」

北條「あんなんやと思わなかった。」

内藤「あんなんって言わないの。選手時代に関わりなかっただけなんだし。」

高山「でもあんなにうるさいとは思わなかった。」

「「「「「確かに。」」」」」