あの人の妹は燕戦士！ (ページ36)

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When I was student… ページ36

F64side

「なあ、拳士さんどこか知らない？」

F7「雄也もか？実家に帰省するって昨日からおらんけど？」

F9「どうりで静かだと。」

F6「あいつおらんかったら暇やな―。」

珍しく拳士さんのいない朝。騒がしい人が不在だとこんなにも暇になるらしい。

大将とかは特に。

F7「いつ帰ってくるんやろな？」

F6「帰ってこんでええ。ずっとあっち(鎌ヶ谷)おったらええんや。」

F9「大将もきついこと言いますね～。」

prrrr…

「あ、電話…

もしもF2「雄也？俺もうすぐ帰るから！それだけ！」あ、ちょっと！」

三秒で切るとかある意味凄い。…というかあのうるさい人もう帰ってくんのか。

「拳士さん帰ってくるみたいでーす！」

F7「早っ！」

F9「うわ、静かになると思ったのに…」

F6「帰ってこんでええわ。」

F25「鎌ヶ谷おってええのに。」

F2「みんなひどない！？そんなにうるさくな『黙って。』痛っ！ちょ、A！」

「「「えっ！？」」」

F30「拳士にとうとう彼女か！？」

F9「うわっ先越された！」

F6「おい拳士どういうことや！」

「しかも美人さんじゃん！なんで！？」

F2「いやこれは事情があって…」

『もういい。』

F2「はい…」

拳士さん弱っ！

『会ったことがある方がいるかもしれませんが…

はじめまして、拳士の妹の杉谷Aです。』

あぁ、拳士さんの妹…って妹！？

F6「Aやったんか。久しぶりやな。」

『大将、お久しぶりです。』

しかも翔さんと面識あるらしいし…ってこの子何者？

F2「今年から高校生だけど、寮もないし俺も寮生活だしってことで、球団の人と話し合った結果、ここで過ごすことになりました！」

『そういうことなので、今日からよろしくお願いいたします。』

丁寧な挨拶と共に頭を下げた女の子。おとなしいし、静か。拳士さんとは大違い。