◇ 7人の侍と女の子 (ページ35)

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神山 side

Aが前の仕事が押してもうて遅れてくるーって連絡が入って

まだかまだかって楽屋で男7人ギャーギャー騒いどったら、

藤井｢みんな、ちょっと聞いてくれへん? ｣

とか流星が急に言い出した。

桐山｢なんや急に｣

中間｢なんかあったん? ｣

藤井｢いや、そんなに深刻な問題やないで? ｣

重岡｢はよ教えろやー｣

藤井｢たぶんみんな同じこと考えてると思うで? ｣

小瀧｢何ぃー｣

藤井｢最近さ、Aおかしない? ｣

俺もやけど、多分みんな｢あー｣って思い当たる節があると思う

藤井｢わかるやろ? ｣

濵田｢まぁ、どないしたんやろーっては思ってたけど… ｣

藤井｢俺の時はなぁ、｣

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" たまたま楽屋で2人きりになってん、Aと "

" んで、俺普通にソファーに座ってて "

A｢りゅせ、こっち向いて｣

藤井｢ん? ｣

" って、Aが急に、急にやで? 隣に座ってきて "

A｢ … ｣ﾁｭｯ

藤井｢ …! ｣

" おでこにキスしてきてん "

" ひゃー "

" しげ、うるさい "

藤井｢何…? どうしたん、急に｣

A｢ドキドキした? ｣

" ドキドキするなってのが無理あるやん?! "

藤井｢ …した｣

A｢んふ、かーわいっ｣

藤井｢待って、これホンマにアカンて… ｣

A｢そんな顔されたら、もっとイジワルしたなるやん? ｣

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小瀧｢何があったんや、俺のAに… ｣

中間｢いや、お前のちゃうし｣

神山｢何でそんなことするん?って聞いてみるのもなんかなーって感じやねんなー｣

桐山｢ Aのことやから、『なんとなく』っていう返事ぐらいしか返ってこぉへんと思うで｣

藤井｢でもなぁ… ｣

ｶﾞﾁｬｯ

噂をすれば

A｢ごめんなさい。遅れましたー、あ? ｣

A｢え、何。え、みんな、え? ｣

A｢何でそんなに見つめてくるん? え? ｣

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