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「廉くん。私、岸くんと
付き合うことになりました。」
岸くんと2人で言おうか迷ったけど
変に傷つけてしまったらいけないし
別に1人で大丈夫だから
一人で言うことにした。
私が言うと、
廉くんは視線を逸らして
背中を向けた。
付き合う前に戻ったとはいえ
やっぱり、応援はできないよね…
「ご、ごめん。廉くんのこと
また傷つけて…。」
勢いよく頭を下げたら
頭上から、ふふって笑う声がして
頭をあげた。
廉「何そんな謝ってんねん。
アホ、泣くなや。」
「泣いてない…」
廉「はいはい。」
そう言って
優しく笑って頭に手を置いた。
廉「最初はな。」
手を下ろし
ゆっくり話し始めた廉くんを見つめた。
廉「最初は。
岸さんのことで傷つくAを
ただ純粋に助けたかってん。
でも何度も傷つくA見てるうちに
岸さんにイラついたりもして
ほんまに奪ったろかーて思っとった。
ほんで、一緒におる時間増えるに連れて
手放したくなくなってしまったんや。
無意識に、見えない首輪付けとった。
ごめんな？」
私は、精一杯に首を横に振った。
だって廉くんは、
ちゃんと私を守ってくれて
好きでいてくれて
楽しませてくれた。
なのにそんな言い方…
廉「岸さんさえ、
Aのこと好きにならなければ
俺のとこ居ってくれると思ってた。
せやけど、俺気づいてん。
このままじゃAは幸せになれへんって。
まさかこの俺が
だれかのために自分犠牲にするなんてな(笑)」
「廉くん…」
廉「せやから、俺の想いを
無駄にせんでほしい。
ええか？
Aはちゃんと幸せにならなあかん。
…おれの分も。」
最後まで笑顔のまま
言った廉くん。
私が首を横に振ると
不思議そうに見つめてくる。
「違うよ。」
廉「ん？」
「廉くんも幸せになるの。
約束して？
じゃなきゃ私、幸せになれない。」
廉「ははっ、ほんまムズいこと言うなー(笑)」
「だって…」
廉「わかったわかった。
約束するよ。」
それから
指切りげんまんをして分かれた。
私を好きになってくれたのが
廉くんで良かった。
廉くんと出会えて良かった。
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ももも。(プロフ) - さなさん» ありがとうございました！(*´▽｀*)続編も下書きを書いてみて、いけそうだったら公開したいと思います！ (2018年7月13日 19時) (
レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ももも。さん» 完結おめでとうございます！！とっても面白かったです！最後は2人とも幸せになれてほんとに良かったです！もし良ければ結婚までの2人のお話しも読んでみたいです！これからも応援してます…！頑張って下さい！！ (2018年7月12日 20時) (レス) id: dd0236ddd1 (このIDを非表示/違反報告)
ももも。(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - とても面白いです！岸くんの一途な気持ちや、主人公の切ない気持ち、廉くんの主人公思いな所、見ていてキュンキュンします！更新頑張って下さい！！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 33f5ac50b8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも。(プロフ) - ささん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです(><)期待に少しでも添えるよう頑張ります！ (2018年6月15日 10時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももも。
| 作成日時：2018年5月31日 20時
