検索窓
今日:36 hit、昨日:4 hit、合計:157,972 hit

38 ページ38

渡辺「和泉さん、まじ暗くてさ、」




「それは…………………」



渡辺「案外喋るやつなんだなって。あの時もっと話しときゃ良かったなって思った」




渡辺くんのその言葉がこころにすぅーぅと入ってくる


「でも、渡辺くん私の事嫌いです!!!みたいに接してたじゃん」




渡辺「お前、毎日学校にきてノートに知らないの書いて窓の外ばっか見てるやつ、こええだろ」





そう。実際書いてた。ばれてたんだ



クラスメートからやばいやつのように思われてて




声をかけても、ノートをくばっても



無視されたり、いないものかのように扱わられたり。



そんなやつ、同じクラスにいたら声掛けないよな




「私でも怖いって思う。」




渡辺「自分のことじゃん。」




「…………そうだね笑」






渡辺くんが少しだけ私に近づく



渡辺「和泉さんのこと、泣かしたいわけじゃないの」



なんて背中をスリスリする渡辺くん。



渡辺「和泉さんも1歩ずつ進んでんだな、」





ずっと欲しかった言葉なのかもしれない




すぅーと目から涙がこぼれてく。




渡辺「だから、泣くんじゃねぇって。俺が泣かしたみたいになるじゃん」




「だって…………」



渡辺「ほら、泣き止め!!……学校でも頑張ろうな」




渡辺くんの笑顔初めてぐらいに見たと思う。



最悪な日と思ってたけど。


今日はいい日なのかもしれない

39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (165 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
680人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まりも - めっちゃ続ききになる〜!! (2022年8月12日 10時) (レス) @page27 id: e7317067de (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:monch3076 | 作成日時:2022年3月29日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。