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渡辺「和泉さん、まじ暗くてさ、」
「それは…………………」
渡辺「案外喋るやつなんだなって。あの時もっと話しときゃ良かったなって思った」
渡辺くんのその言葉がこころにすぅーぅと入ってくる
「でも、渡辺くん私の事嫌いです!!!みたいに接してたじゃん」
渡辺「お前、毎日学校にきてノートに知らないの書いて窓の外ばっか見てるやつ、こええだろ」
そう。実際書いてた。ばれてたんだ
クラスメートからやばいやつのように思われてて
声をかけても、ノートをくばっても
無視されたり、いないものかのように扱わられたり。
そんなやつ、同じクラスにいたら声掛けないよな
「私でも怖いって思う。」
渡辺「自分のことじゃん。」
「…………そうだね笑」
渡辺くんが少しだけ私に近づく
渡辺「和泉さんのこと、泣かしたいわけじゃないの」
なんて背中をスリスリする渡辺くん。
渡辺「和泉さんも1歩ずつ進んでんだな、」
ずっと欲しかった言葉なのかもしれない
すぅーと目から涙がこぼれてく。
渡辺「だから、泣くんじゃねぇって。俺が泣かしたみたいになるじゃん」
「だって…………」
渡辺「ほら、泣き止め!!……学校でも頑張ろうな」
渡辺くんの笑顔初めてぐらいに見たと思う。
最悪な日と思ってたけど。
今日はいい日なのかもしれない
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まりも - めっちゃ続ききになる〜!! (2022年8月12日 10時) (レス) @page27 id: e7317067de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:monch3076 | 作成日時:2022年3月29日 12時