同じクラスなだけ (ページ37)

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渡辺「で、和泉さんはこっち帰り道なの？」

渡辺くんはちらっと私の方を見る。

「あ、そうです、、、でも。お買い物忘れてたから……………」

そう何故か言っちゃってか

深澤「え？？そうだったの！？引き止めてごめんね和泉ちゃん」

なんてなんも怪しんでないかのようにごめんね！！！って言ってくる深澤くん

嘘をついちゃったことを少し後悔する。

「あ、、じゃぁ。失礼します。長居しちゃってごめんなさい」

そう言ってペコってお辞儀する。

渡辺くん達と一緒にいた女の子たちはやっと邪魔者がいなくなったかのようにワイワイし出す。

あー、やっぱ邪魔だったんだな、なんて思う

スーパーを横切り、こっち行くと遠回りなんだよな、なんて。

渡辺「買い物、嘘じゃん」

後ろから声がする。

「え、渡辺くん？」

渡辺「お前、やっぱ顔わかり易すぎ。」

「なんで、、、さっきの子達は……？深澤くんは？？」

渡辺「しーらね、」

「え、心配してると思う。戻った方が、、」

渡辺「なぁ、さっきごめんな？」

渡辺くんは私の目を見る。

渡辺「さすがに悪かったかなって思った、」

「……………………」

渡辺「なんか言えよ、」

「……………ありがとう」

渡辺「は？？？急に感謝かよ、」

「違います！！！！全てにおいて！！！」

渡辺「もぅ、やっぱおまえってわかんないわ」

そりゃそう。渡辺くんたちと違うもん

渡辺「それがお前のいいところでもあるか、」

「え、」

渡辺「お前、初めからわかんないやつだったもんな」

渡辺くん、それ1番案外傷つくやつです、