同じクラスなだけ (ページ19)

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少しだけ外の空気吸いたくなってコンビニ行こうなんて頭で決めて

「お母さん、ちょっとコンビニ行ってくるね」

母「そんなに遅くならないようにするのよ」

「うん、行ってきます」

家のドアを開ける。

少しだけ雨降ったのかな、

雨上がりの匂いがする、

遅い時間だからか人もそんなにいないこの空間が落ち着いて好きで

深澤「あ…、」

「あ…、」

コンビニに着いたーって入ろうとするとコンビニから出てくる深澤くん。

深澤「あれ…、体調悪かったんじゃないの…？」

「少しだけ…外の空気吸いたくなって…」

深澤「そっか…、」

「あの…、」

深澤「ん…？なに、和泉さん。」

「ずっと深澤くんたちに付きまとわってごめんね、もうしないから。渡辺くんとふたりでいたかったよね、ごめんね。」

深澤「……………、」

私がそう言うと深澤くんはなぜか黙っちゃって

この時間が気まずい…………、

「わたし…行くね…？」

なんて言って気まずいから行こうとしたら

深澤「待って………、」

と私の腕を掴んでくる。

「…深澤くん…？」

深澤「おれは…、少しでも和泉さんと話したいって思ってたんだよ…、、」

「え…？」

深澤「誰に何を言われたかわかんないけど俺は少なくとも頼ってほしいっていうか…、」

深澤くんはそう言って苦笑いしてる。

あれ、渡辺くん…。深澤くんも私のこと邪魔って言ってたって言ってませんでしたか…？

深澤「明日は…これたら…ちゃんと学校きてね、」

そう言って行ってしまう。

ねぇ、深澤くんはどっちなの…？