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episode1 ページ1

「サヒやー」

「おっ?A?」

「あ、ジェヒョクオッパ」


アサヒくんとの作曲。
約束より早く着いた私は、
未だ仕事中のアサヒくんを
先にお部屋で待機することに。

元よりご存知の通り、
アサヒくんの部屋はみんなのアジトと化していて。

待ち始めて10分もしないうちに現れた訪問者。


「あいごー、ウリAー」

「なんでここにいるのぉー」

「アサヒオッパと曲作る約束してるんです」

「ってオッパ、何するんですか」


私を発見するや否や、
ほっぺを掴んでぐりぐりと回す。

痛く、はないけど、
何か言わないといつまでもする人だから、
一応の牽制。

「んもー、可愛いねぇAは」

なんて言いながらソファーに座る私の隣に腰掛ける。


「あれ、でもサヒまだ会社じゃない?」

「そうなんです、約束よりだいぶ早く来ちゃって、」

「そうなんだ、」

「はい、」

「じゃあ、サヒ来るまでオッパと遊べるね?」

「えぇ?笑」


それを聞いた途端、
目を輝かせ私を覗き込んでそう言う。

ちょっと曲の歌詞考えようとか思ってたんだけどな、なんて思うけど、
そんなきらきらした目をされてしまえば言える訳もなく。

オッパは私の返事を待たずに

「何しようかなぁ」

なんて言っている。


こりゃ、アサヒくんが来てから一緒に考えることになるな、
そう確信して、手に持っていたスマホの画面を閉じようとした時、
スマホがぱっと手元から消えた。


「んー?ウリAは何見てたのかなー?」

「ちょっ、ジェヒョクオッパ!」

「返してください!」

「なにをそんなに必死になってぇ」


気づいた時にはオッパの手元に私のスマホ。

ちょっと待ってください、そこには、
書きかけの歌詞が、

別に恥ずかしいものじゃないのは分かってる。
でも、やっぱり、

完成してないのは恥ずかしい!


私が必死に取り返そうとするのを見て、
奪われまいと更に腕を伸ばすオッパ。

普通にやれば届くわけない。

だから、私も膝立ちして手を伸ばす。

もうちょっと、あと、少し…


届いた!

そう思った時、
オッパが腕を伸ばす方向をぐいっと変えた。

それに対応しきれない私は、
スマホを掴んだままバランスを崩すと、
そのまま後ろへ倒れた。

・→



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monaka12245(プロフ) - 読む専ペンギンさん» すみません、ありがとうございます!今確認したら外れてませんでした、確認不足です、改めてすみませんでした。また、何かあればご指摘頂ければ幸いです。 (2022年10月2日 12時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
読む専ペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。私がコメントしている時点ではまだ外れていません。再度お手数ですが解除してください。 (2022年10月2日 1時) (レス) id: 840b72c947 (このIDを非表示/違反報告)
monaka12245(プロフ) - 三月@ ? ?さん» ご指摘ありがとうございます!すみません、知識不足で外し損ねておりました。以後気をつけさせていただきます! (2022年10月1日 12時) (レス) id: fcd022d9e4 (このIDを非表示/違反報告)
三月@ ? ?(プロフ) - お、り、ふ、らたってますよ、違反なので消してください (2022年10月1日 11時) (レス) id: e9fcfd8598 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もなか | 作成日時:2022年9月30日 20時

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