３９ ページ39
そんなこんなで ２月
教室でも部活でも男子がソワソワしてる。
練習に集中するように注意すると、
高橋「モテモテプリンスには、この気持ちはわからないんだよー！」
ＭＢ２年の健太郎にブーブー言われる。
コイツは黙って立ってればそれなりにかっこいいのに、しゃべると残念・・・。
「別に、たくさんもらっても意味なくない？」
高橋「は？！でたでた！去年両手に紙袋抱えてた人の言うことは違うわ！」
山本「あぁ〜、何個もらえるかなぁ〜。母ちゃんは数えて良いのかな」
山内「ダメでしょ」
関田「彼女からもらえるから、それだけで良いし」
山内「俺も」
高橋「お前らあっち行け！」
『はいはい。マネージャー２人から全員にあげるからね。ほら練習練習！』
あぁ、去年はマネージャーから全員にブラックサンダーが配られたっけ。
里美は清水先輩にあげたんだろうなぁ・・・。
今年は・・・俺にくれないかな・・・。
嫌われてはないハズ・・・。
『マサまでぼーっとしてる！さっさと練習再開！ほら！』
「わかってるっつーの」練習を再開した。
今日は久しぶりに関田と二人で居残り。
里美は、１年のマネージャーの紗理奈と買い出しに行くから、と先に帰った。
部員に配るチョコを買いに行ったんだろう。
関田との帰り道
「なぁ、俺、里美からチョコもらえると思う？」
関田「マネージャーからあげるって言ってたから、それは確実に」
「それじゃなくて」
関田「もらえるんじゃないですか？初詣の雰囲気良かったし。なんでそんなに自信がないんですか？バレーの時はオラオラなのに」
「オラオラなの？俺のバレー・・・。」
関田「バレーは自信があるんですよね？」
「まぁ、負けたくないし、練習してできるようになれば、自信はつくかな」
関田「初詣の時、手つないでましたよね？それなのになんで今里美先輩にはヘタレなんですか？」
「うーん」
それから関田に清水先輩と里美の話をした。去年は清水先輩と里美は付き合ってて、しかも幼馴染で、初恋だったのかもしれない。先輩の卒業式以降、俺なりに里美を振り向かせようとしてきたつもりだけど、子供のころから好きだったんだとしたら、忘れられないってことがあるかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Meets(プロフ) - みかさん» わ〜！ありがとうございます！嬉しいです♪頑張ります！！ (2019年12月14日 23時) (
レス) id: 8183e20615 (このIDを非表示/違反報告)
みか - めっちゃ好きです (2019年12月14日 22時) (レス) id: 0541ecb78d (このIDを非表示/違反報告)
Meets(プロフ) - yumi06300658さん» ありがとうございます！だんだんストックが無くなってきたので焦ってますが、がんばって更新します！ (2019年12月2日 8時) (レス) id: 8cd8e59c32 (このIDを非表示/違反報告)
yumi06300658(プロフ) - こんにちは、素敵なお話で続きを楽しみにしてます。 (2019年12月2日 8時) (レス) id: 127c71edcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Meets | 作成日時：2019年11月27日 23時
