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「ええやないの〜時間をかけてたっぷり愛情入れてるから美味しくなるねんで〜?」


「お前の愛情なん誰も欲しがらんわ」


「亮ちゃんいけずやわ」


「うるさいなぁはよ作れや」


「わかってますぅ〜今作ろうと思ててんから〜
えぇっと次はミキサーで…あれ、なんでやろ、動けへんわ…これ…?あ、電源入って…る、か…。えぇーおかしいなぁ」


なにをちんたらやっとんねん


「あほ。貸せ」


これ、電源と別にもう一個ボタンあんねん


「え!?亮ちゃんすごい!!動いた!!僕やってまだ使いこなせへんのに」


「そりゃ、家にあったやつやしな」


「あ、そうやった」


さっきまであんなに嫌な気分やったのに


こいつとおるといつの間にか笑ってまう


料理以外にもこいつの愛情が入ってるんかな


絶対に言わへんけど


それがちょっとうれしかったり


絶対に言わへんけど!

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作者名:時音 | 作成日時:2021年11月3日 10時

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