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ふと、立ち止まるのは
何気ないただの公園
でも僕達にとってはかけがえのない公園
今日がクリスマスだって
忘れてしまうぐらいシンとした
ベンチに座って空を眺めた
真っ黒な夜空に
散りばめられた白い星
この中のどれかは君なの？
目に溜まる水がこぼれないよう
僕はずっと空を見上げる
最近は下ばかり見ていたことに気が付く
やっぱり僕は君のいる方を向いているんだなと
僕より少し背の高い君を思い出す
耐えきれず溢れた涙が頬を伝う
｢もう、まるちゃんなに泣いてんの〜｣
と涙を拭う 君の暖かい手
あの時もここだったね
今日と同じ
街中が暖かい色に染まった寒い日
この公園、このベンチで
聞いた君の言葉に
僕が涙し、君が笑った
あの瞬間…
あぁ、サンタさん
もしも僕の所に来てくれるのなら
もう一度…
大倉に逢わせてください
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作者名：時音 | 作成日時：2021年1月27日 8時
