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32.お電話してな ページ9

「先に入ってて下さい。私は関係各所に電話しなければならないので」




もう導入からツッコミたい
関係各所ってなに?汚職???


とりあえず曖昧に頷くと、銃兎さんは家の鍵を開け、扉も開けたまま私を中に促してくれた。





私が来るという予定はなかったはずなのに、玄関はキレイでホコリひとつ落ちていない。





「そこを真っすぐ行けばソファーがあるので、座って待っていて下さい」

「わ、わかりました」





そういう配慮がしっかり出来るのがさっきからこの人、悪い人じゃないと思う。


…とはいえ、イケブクロの三兄弟が心配してくれているかもしれないわけで。

さっきから1人になる機会が無かったから連絡することも出来ていなかったわけだ。




荷物を部屋に運び込み、銃兎さんが居ないのを確認してスマホはないかと探しだす。



半ば諦めていたが、ハンドバッグの奥を探すと…




「、あ、あったー!!」



よ、よし。ちゃんとスマホさんは生きていた。
ホッとして電源ボタンを押してみたが、スマホの電源は入らない。





…まさか、電池切れ?

だとしたら終了のお知らせだと思う。






電源ボタンを長押ししてみると、普通に起動し始めた。

誰かが電源を切っておいたんだ……!!

若干イライラしながらも、銃兎さんが帰って来ないかを時々確認する。


見慣れた待ち受け画面をサラッと流してパスワードを解除。


不在着信がすごい。二郎くんと三郎くんまで電話をかけてきてくれていたらしい。


銃兎にバレないかとだいぶ緊張感を持ちながら、一郎が「何かあった時用に」と教えてくれた電話番号を探す。






プルルルル






お願い、早く出て……………!!!









……祈りが通じたのか、5コールほど鳴った後に一郎の声が聞こえてきた。





『A…?Aか!?』

「………い、一郎」




今日の朝喋ったというのに、なんか3日ぐらい会ってない気分だ。



『大丈夫か!?酷いこととかされてねぇか?』

「……う、うん、私は大丈夫!!二郎くんと三郎くんは!?」

『三郎はヘーキだ。ただ二郎は……』

















『……何故かは分からねぇけど…そっちの銃兎って野郎に手当てされてた』

「え、…あ、あぁー!なんだ……危ない目に合ったのかと、」



二郎くんが危なかったのかと思った……

銃兎さんもいいところあるな…

33.45 Rabbit→←31.急旋回



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どすこい(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなりすみません!!コメントありがとうございます((o(*゚▽゚*)o))今は少し立て込んでいて更新できないのですが、絶対再開させるのでお待ちください<(..)> (2020年12月9日 7時) (レス) id: a583c694ec (このIDを非表示/違反報告)
りん - 更新頑張ってくださいね!楽しみにして待ってます。 (2020年4月5日 16時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - れおさん» 非常にありがとうございます!!!(`・ω・´)ゝ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)
れお - 頑張れ!楽しみにしておきます!! (・∀・ゞ) (2020年1月26日 17時) (レス) id: b9ae8da24b (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - もっていきたいと思っております。何を隠そう、私は白膠木簓に心を奪われております。そんなことはどうでもいいんですけど、皆様にいいと思って貰えるような作品を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。コメントお気に入り評価して下さった方ありがとう! (2019年11月18日 15時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どすこい | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月7日 19時

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