34.45 Rabbit �� ページ11
思考が停止した後に思った。
あれ、これって女子が泣いて喜ぶという、壁ドンなるものでは？
しかもイケメンからって？？
驚きでボーッとしていると、銃兎さんがいきなり吹き出した。
「え！？」
「……っ」
必死で抵抗を試みるものの、彼はというと超笑っている。いや何なの。
「っはは、間抜けな顔」
そんな、誰のせいだとお思いで。
…とはいえ、銃兎さんの笑った顔なんて初めて……いや胡散臭い笑みは浮かべてたけど……素で笑ってるのは初めてかも。
「まぁ、ヨコハマから出して欲しいと思うなら…それなりの行動をすることです」
「それなりの行動…」
「私達が貴方を解放してもいいと思えるような行動ですよ」
そ…そんな行動ある？？
ない頭を振り絞って必死に考えてみる間にも、彼は壁についていた手を引っ込めた。
「物理的攻撃でも何でも構いませんよ…色仕掛けでも、ね」
ニヤッと笑う銃兎さんは多分私には無理だと思っていることだろう！！！
物理的攻撃は嫌だな……痛そうだし、まず警察に勝てる気がしないし。
ヒプノシスマイクを使うといっても、やっぱりラップできない私にとっては猫に小判のようなもの。
………………
色仕掛け
いやいや、男性と触れ合う経験値が足りてない私には無理……
と、ここまで考えるがとあることに気づいて俯いてしまう。
私、さっきから無理しか言ってない。
逃げてるだけだ。
ここで何か達成することによって、少しは強くなれる……と信じたい。
でも本当にさっきのは下手したら死ぬし、そこはチキンのままということで
「じゅっ銃兎さん」
「どうしました？」
緊張してすごい噛んだけど、名前を呼べばちゃんと答えてくれる。
「少し頭を下げてもらってもいいですか？」
「…？いいですよ」
色仕掛けって何が効くのか分からないけど、脳内に浮かんだ拙いアイディアを、勇気を振り絞って……！！
目の前にある端正な銃兎さんの顔を見て、一瞬躊躇する。
あ、でも今いける気がする
私は！かすめる程度で、銃兎さんの頬に自分の唇を触れさせた。
恥ずかしいのですぐに離れて目線を外す。
しかし反応がないことに疑問を持ち、顔をあげると、
………銃兎さんの頬が少し紅く染まっていた。
「どうですか！？」
「………」
「………照れました？」
「…しょっぴくぞ」
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どすこい(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなりすみません！！コメントありがとうございます((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))今は少し立て込んでいて更新できないのですが、絶対再開させるのでお待ちください<(..)> (2020年12月9日 7時) (
レス) id: a583c694ec (このIDを非表示/違反報告)
りん - 更新頑張ってくださいね！楽しみにして待ってます。 (2020年4月5日 16時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - れおさん» 非常にありがとうございます！！！(｀・ω・´)ゝ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)
れお - 頑張れ！楽しみにしておきます！！ (・∀・ゞ) (2020年1月26日 17時) (レス) id: b9ae8da24b (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - もっていきたいと思っております。何を隠そう、私は白膠木簓に心を奪われております。そんなことはどうでもいいんですけど、皆様にいいと思って貰えるような作品を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。コメントお気に入り評価して下さった方ありがとう！ (2019年11月18日 15時) (レス) id: 12480c50a1 (このIDを非表示/違反報告)
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