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そうこの蛇女は多分元々は人間だ。

そして何かあって妖怪になった。

俺は未だに中途半端な存在だけど、こいつはもう完全に妖怪化しているから、かなりの年月を生きてはいるんだろうけど。



「もうかなり昔の話じゃ。それより何故お前は半妖で居続ける? 何故に完璧な妖怪になろうとしない?」



よっしゃ。蛇女が自ら興味を持ってくれたことに内心ガッツポーズだ。


このまま佐久間が毒にやられて喰われるのが先か、照に送った贈物に気付いてくれるのが先か。



あの時、こいつに連れ去られる寸前、蛇女を狙ったフリをして佐久間は自分の妖力を込めた髪を風に乗せて天狗山に向けて風を吹かせた。


その髪が照にちゃんと届いていたら、佐久間がピンチってきっと気付いてくれる。

流れてきた方向で、だいたいの場所も照なら分かってくれる。


必ず助けが来る。それまでなんとしても、らうるを守らねえと駄目なんだ。




「佐久間は人間が好きだからな」

「人間が?」



おかしなものを見るかのように振り返ると、蛇女は明らかに動揺していた。



蛇女からは寂しい、悲しい、辛いといった負の匂いがする、そして自分と違うのはもの凄い人間への恨みだ。


だから佐久間が人間を好きだと挑発すれば絶対に乗ってくる。




「何故だ? 人間ほど醜く弱い生き物は居ないだろう」

「さあね、佐久間はあんま関わった事がねえからさ」



半妖の佐久間と、元人間ではまた違うから。



「ならば見せてやろう。 お前が必死に守ろうとしている人間が、どれほどに醜悪な生き物なのかを」





蛇女の白い手が伸びて、佐久間の目を覆い隠した。


ずんと流れ込んでくる負の記憶。




それはそれは、辛く悲しいあまりにも重すぎるものだった。






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ゆきんこ(プロフ) - あいちゅんさん» 長くなりましたので、2回にわけてのお返事失礼します。楽しみにしていただいてるようなのに、ご期待に添えずに申し訳ありません(>_<) 裏は載せられませんが、それ以外でも楽しんでもらえるように頑張ります! (12月13日 10時) (レス) id: 47adab0070 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あいちゅんさん» あいちゅん様、大ファンなんて嬉しいお言葉に舞踊っております!ありがとうございます!初夜のお話についてですが、その他の裏のお話しに関しても書き始め当初から制限できるTwitterのみ掲載すると決めておりまして、本番行為はこちらには載せられません(汗) (12月13日 10時) (レス) id: 47adab0070 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゅん(プロフ) - はじめまして。ゆきんこさんの作品大ファンの者です。お願いがあるのですが、私はTwitterのアカウントを持っていないので初夜のお話が楽しめません>_<privatterではなく普通の投稿にしていただけないでしょうか…? (12月13日 4時) (レス) id: bf15d374dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 祐莉さん» 照くんや、残りの二人がどのように登場するかも楽しみに待っていてください(^^)最後まで面白かったと言ってもらえるように頑張ります! (12月3日 12時) (レス) id: 83fde2196b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 祐莉さん» そうですね。新章では、前回活躍してくれた二人は出てこないのですが、その代わりに前半に少し登場した翔太くんたちが出ます(笑)なのでまた違った雰囲気を楽しんでもらえたらいいんですが! (12月3日 12時) (レス) id: 83fde2196b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2020年12月1日 17時

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