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2話 ページ3

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烏野高校男子バレーボール部マネージャーの清水潔子は女子バレーボール中学総合体育大会が行われている市民体育館に来ていた──


トーナメント表を見ると、北川第一中学校が決勝に残っていた。さすが優勝候補とも言われているだけあって、1回戦目から相手チームとの得点差がすごい。

中に入ると、丁度試合が始まる頃らしく整列をしていた。観客席からは北川第一中学校に向けての応援が会場いっぱいに響いていた。

私がここに来た理由はもちろん、北川第一中学校の試合を見に来たのもあるが、その中でも"コート上の女王様"との名前を持つ3年セッターの紫雲Aを見に来ていた。

彼女は1年生からセッターとしてレギュラーで試合に出ていて、月刊バリボーにも載るほど注目されている選手で王様こと影山同様に、鋭いトス回しに加えブロックやサーブでも点を稼ぐ。


──でも紫雲は影山とは違うところがある。


彼は、個人技術が目立ちチームメイトの力を活かしきれていない。だが彼女はスパイカーに合わせ正確にトスを上げ打たせることができ、チームメイトの力を十分に活かしてプレーする。


「整列っ!」

「お願いします!!」


試合開始のホイッスルがなると、彼女の顔つき雰囲気が変わった気がした。初めて生で見たが、迫力が凄い。

北一はサーブカットからだったが、カットしたボールはベンチの方へ飛んでいってしまった。チャンスで返すかと思っていたが、彼女はバックトスでセンターにトスを上げた。


「…すごい」


これには、他のチームからも驚きの声が聞こえていた。そして点を決め、北一サーブになり打つのは、彼女。アウトラインから少し離れボールを2、3回足元で弾ませ、ジャンプフローターを打った。

打ったボールは、相手コートのライン上に落ちた…それから彼女が上げるトス、彼女が打つサーブはまるでボールを操っているかのように得点を稼いでいき1セット目を25-5でとり、その勢いで2セット目も25-4で北一がセットをとり、1試合目を勝ち進んだ。
それから、北一は圧倒的な強さで勝利していき優勝した。


──何週間かたった頃、新聞には"北一惜しくも決勝で敗れる"との見出しで彼女達は載っていた。

きっといい試合だったのだろうと思うと少し悔しい気持ちになった。下の方には賞状を持ち、素敵な笑顔で写る彼女達がいた。その中でも、彼女はとても綺麗に笑っていた。

この子達も、来年からは高校生。
どこかで彼女に会えるかなと、私は少し楽しみにしていた。


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百舌鳥(プロフ) - パルサンマさん» コメントありがとうございます。沢山の方にお気に入りされているので、それに応えられるように頑張りたいと思います。 (2月20日 22時) (レス) id: 0cac7f169b (このIDを非表示/違反報告)
パルサンマ(プロフ) - 更新されるのを楽しみに待ってます。無理せず更新頑張って下さい!応援してます!! (2月20日 22時) (レス) id: 3c08ca8718 (このIDを非表示/違反報告)
百舌鳥(プロフ) - さくさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。不定期ですが、応援よろしくお願いします。 (2月15日 19時) (レス) id: 0cac7f169b (このIDを非表示/違反報告)
さく - 面白いです!!更新応援してます!!! (2月15日 10時) (レス) id: 22999b65e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百舌鳥 | 作成日時:2020年2月11日 18時

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