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女って難しい 銀時side ページ22

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いつも通り。
仕事なし、金なし、やる事なし、そんな暇な1日だった。

昼過ぎ、神楽の散歩中にインターホンが鳴った。
どうせババアの家賃回収だろタカを括って居留守していたら、キレた眼鏡にぶっとばさる。

ここまでは、まぁいつも通りっちゃいつも通り。
だけど…

落ちた先が、奇想天外びっくり仰天…というかなんというか




「……よ、よぉ」

「………死ね。」



数年ぶりの幼馴染の上だったうえに、
手を置いた場所がアレだった。





「ど、どうぞ…粗茶ですが」

出された茶飲みを一瞥して無言で頭を下げる。


「あ、あの銀さん。誰ですかこの人…ってかあんたなんでボコボコなんですか(小声)」

「俺の腐れ縁だ。さっきそこで会った。あとそれは触れないで。デリケートな所だから(小声)」

「なんかさっきから一言も話してないんですけど!?大丈夫ですか!?幼馴染なんですよね!?(小声?)」

「うるせぇ!俺だって怖いんだよ!!(小声?)」


一応昔は仲良かった…はず。
でも冷や汗が止まらない。

あの『………死ね。』から一っ言も喋ってないんだけど!?

とりあえず何か、話さねぇと…

…少し、痩せたか?
髪、切ったんだな
今何してんだ、とか

聞くことなら死ぬほどあるのに、それが口から出てこない。



「なんでこんなに険悪なんですか。あれですか、元カノか」

「ち、ちっげぇえよ!ほんとに昔のアレだよ!!あれ…同じ穴のムジナって言うかぁ」

「穴って…ハレンチですよ銀さん!!」

「お前がハレンチなんだよ!!」

てか聞こえてるから!!
怖いって!!

ちらっと様子を見たら、それでも何も反応してこないアイツ。
ほ、本当にどうしようコレ…





「あ、あの、A…サン?」

「…!」

久しぶりにあいつの名前を呼ぶと、やっと少しだけ反応した。

けど




「………帰る。」

「はぁ!?」

突然立ち上がったかと思ったら急にスタスタと玄関まで歩き出す。


「は!?ちょ、待て…」


ピシャン

そして万事屋に扉を閉める音が響いた。



「…へ?汗」

世間話でもしたかった 銀時side→←再会は刺激的(はーと?)



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睡魔 noa(プロフ) - 続き待ってますヾ(*´∀`*)ノ (2018年9月4日 20時) (レス) id: 4176890134 (このIDを非表示/違反報告)
八木楓(プロフ) - しゅき (2018年9月2日 21時) (レス) id: dbe5bf77f2 (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - あの、岡田以蔵ではなくて、岡田似蔵だと思います! えと、応援してます!!すっごく好きなんで!!頑張ってください!! (2018年9月2日 18時) (レス) id: 0ad6a2b0ae (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ菌@葵 - 異三郎ですよ (2018年8月28日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き気になります!更新頑張って下さいね! (2018年8月27日 11時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年8月24日 11時

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