【銀魂】口悪姉さん【坂田銀時】 (ページ21)

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再会は刺激的(はーと？) ページ21

「ここがそうでさぁ」

目を向け先には、なんとも言えない場末のスナックだっからびっくりしたが沖田くんに上だと言われ見上げると、確かに看板にはデカデカと万事屋という3文字が並んでいる。

そしてその隣に、“銀ちゃん”…

…逆になんでこんなにデカデカと名前が載ってるのに気づかなかった自分に腹立つ。

まぁ歌舞伎町には今まで行ったことなかったし、仕方ないといえば仕方ないけど。

「…どうもありがとう、じゃこれで」

「待ちなせぃ」

またもや肩を掴まれる。
背後から襲われるの多いな最近…

「俺ァ本気であんたを真選組に勧誘したいんで。それだけはちゃんと覚えててくだせぇ」

「…残念だけどそれは」

あんたが私の何に惹かれたかは知らないけれど
真選組は元来、女子禁制の場だったはず。

「私に真選組は合わないから」

そう言って腕を離す。

「…やっぱりな。真選組の給料じゃ天下の公務員様にははした金でしょうねィ」

「…ま、そういうことにしといてよ」

じゃあね、と手を振ると俺は諦めやせんぜと言い残して沖田くんは帰っていった。

手を下ろして上を見上げる。
きっとここに…いるはずなんだ。

震える手で、インターホンを押した。
ピンポーンと無機質な音が響く。

しかし反応はない。
留守…だろうか？

もう一度押してみる。
でも出なかった。本当に留守みたいだ。

「…ﾁｯ」

…帰ろう。
なんだか興が冷めた。
階段を降りて、スナックの前を通りすぎる。

その時、

ガシャーン！！という音と一緒になにか叫んでる声が聞こえる。

一瞬テロかと構えたが、

「だから出ろって言ってるでしょおおおおおお！！！！！」

「ぎゃあああああ！！！」

…は！？
人、こっちに飛んでくるんですけど！？

ちょ、待っ

「「ぎゃあああ！！！」」

ガッシャーン！って思いっきり飛んできた人に突っ込まれて、2メートルぐらい後に下がった。

いったあああ！！！
不意打ちにも程が…！！
一体誰だよ！！と顔を上げた時

「…は？」

もふもふ、の、
白い…いや、銀色の、

は？待って、は？？

「痛ってぇええ！！たっくあのツッコミ眼鏡ツッコミばっかり強くなって、通行人まきこ……ん……え。」

何やらブツブツ喋っていた銀髪も、顔を上げて私の顔を見た瞬間、固まった。

そりゃそうだ。
だって

「……よ、よぉ」

「………死ね。」

おいてめぇどこ触ってんだ。