あの、離婚危機です【青】

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こ「Aってさ、太ったよね？」


ある休日、ころんがソファでくつろぎながらボソッと呟いた。


『え？』


こ「いや、最近ちょっとぷっくりしてきた気がして」



『それ言う必要ある？』



いつもは"はいはい"と聞き流すのに何故かすごく腹が立ってしまい、喧嘩を売るような言い方をしてしまう。



こ「ん？」


『いや、それ言う必要ある？って』


こ「A言わないと気が付かないでしょ？」


『ﾁｯ』



こ「え？今舌打ちした？
僕はAの事を思って言ってるのに」


『私のことを思って言ってる？笑わせないでよ』




ここで止めておけばよかったのに、私は止まらなかった。

いや、止まれなかった。





『じゃあこっちも言わせてもらうけどね、ころんもちょっとぷっくりしてきてるから！！！』


こ「は？」


『食べてばっかりで運動してないじゃん！！人のこと言う前に自分が直しなよ！！！』


こ「Aよりは太ってないから！！！最近ダイエットしてるし」


『家の周り走ってきただけじゃん』


こ「やらないよりマシでしょ？！」



こうなるまで発展した喧嘩は止まることを知らない。



『そもそも女子に太った？とかデリカシー無さすぎでしょ考えなよ！！！！』


こ「言いたいこと言って何が悪いんだよ太ってるのは事実じゃん！！！」




遂に、




『もう知らない！！
こんな家出ていくから！！！』



こ「勝手に出ていけば？？！」



『そうさせてもらいます


さ！よ！う！な！ら！』





遂に取り返しのつかないところまで行ってしまいました。

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