壁ドン ページ7
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ひんやりとする、体育館の壁
私より少しだけ高い翔陽が
私を上から見ている
一瞬、時が止まったように感じた
…って、何コレどんな状況！？
なんで私、翔陽に壁ドンされてんの！？
顔が熱くなるのがわかる。
心臓も、音が聞こえそうなくらいドキドキしてる
「Aはさ、」
翔陽の口が開く
「…これ、ドキドキする？」
…
はい、ドキドキしますとも。
今にも心臓が破裂する勢いですよ。
てか、そんな口説き方、誰から教わった！？
「お、教えない」
「え！？」
ここでドキドキするなんて言ったら告白みたいだ
まだ告白ははやいんじゃないかなー…なんて。
というより、
そんな勇気を生憎今は持ち合わせていないもので。
するり、と翔陽と壁の間から抜け出した私は
「もう食堂に行く時間だよ！」と言う
「ちょ、A！教えてくんないの！？」
「翔陽！良い男っぷりだった！！」
ふざけて答えるしか今は方法がないんだ。
「な、なんだよそれー！」
ごめんよ翔陽…！！！
私は逃げるように体育館を出た
「、あ！」
ドアを開けると、さっき出て行ったはずの研磨くんと
黒尾さんの姿があった
「お？噂をすれば？」
黒尾さんがニヤリと笑いながら言う
う、噂…？
……あ、
「も、もしかして今の、見てました！？」
「え？」
シマッタ！！！！黒尾さんに見られてたとは！！！
私とした事が…！！！！！
「な、なんの話」
「…く、黒尾さん…今のは忘れてください…。
忘れないと物理的に忘れさせますけど…」
「ちょ！怖！？全然話見えないけど
たぶん見てないから安心して！！！」
「ならよかったです…」
「研磨、俺この子怖い…。」
ササっと研磨くんの後ろに隠れる黒尾さん
隠れ切れてませんよ
「…中で翔陽と何してたの」
研磨くんがそう聞く
「え！？チビちゃんいたの？？」
それに反応する黒尾さん。
「てか天音ちゃん、顔赤くない？
何々？やましいことしたの？？」
「し、してないですよ！」
「チューとかされたんじゃな〜い？」
「チュ、チューって！！！」
黒尾さんと言い合いをしていると
「クロ、A困ってる」
研磨くんがそう言ってくれた
研磨くんは神かなんかですか…？
「研磨くん、ありが」
「…後で全部聞くから」
…天使ではなかった！！！
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (
レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！！(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです！！読んでてすごく良かったです！！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…！！感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！にやにや(*´∇｀*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2019年12月6日 11時
