【HQ】日向翔陽と私 。２【日向翔陽】

勘違い ページ4

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「よし、終わった！」


洗濯と晩ご飯の準備が終わり、
ぐぐ、と伸びをする


「今日は早く終わったね！」

「予定時間まであと1時間もあるね」

白福さんと清水さんがそう言うと
宮ノ下さんが「じゃあ一旦解散にしますか」と言った

私の服はすっかり乾き、さすが夏だなと感じる。


解散とのことなので、洗濯と乾燥を済ませた
研磨くんのTシャツを持って体育館へ向かった


研磨くんが居る体育館へ行く途中、
翔陽にもジャージを返そうと翔陽の姿も探す

2人一緒に居ないかなーと
体育館の扉を開けると



「あれ？翔陽と研磨くん」


「あ、A！」



なんと2人が一緒にいた。




「2人で自主練？」

「おう！」

「翔陽…おれもうやめる」

「えぇ！？研磨！もっとやろうぜ！！」


ふぅ、と座り込む研磨くんに

「研磨くん、昼間はありがとうございました！
　洗濯終わったんで返します」

そう言ってTシャツを渡すと、


「なんかあったのか？」

と、翔陽が聞いてくる



「えっとね、」

「Aの服が濡れたから」


私が言おうとすると、それにかぶせてくる研磨くん


「そ、そう！」


「えぇ！？大丈夫だったか！？」

「うん！大丈夫だった！」


そう返すと研磨くんは立ち上がり、


「じゃ、おれはここで…」


空気を読んでくれたのか、立ち去ろうとする


「え、研磨。まだ終わってないぞ！」

「…聞こえない」

「なー、研磨ぁ！」


翔陽を軽くあしらう様に
研磨くんは体育館の扉まで歩いていくと


「A、またあとで」


ポツリとそう言った



「は、はい！」



バタン、とドアが閉まると









「…なぁ、A」




翔陽に声をかけられる








直感だけど嫌な予感がする。







「…Aと研磨って、そ、その。
　付き合ってる…とかだったりすんの…？」





はい、予想的中。

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