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「天音さん」
パタパタと忙しなく走り回る私を引き留めたのは
影山くんだった
「影山くん、どうしたの？」
「…その、」
何だか話し辛そうにしている影山くんを見て
もしかして、と私は「翔陽のこと？」と聞く
「…ッス」
「仲直りできたって感じかな？」
「まぁ」
頬を掻く影山くんは少し照れくさそうで
少し可愛い、なんて思ってしまう
「この間、及川さんに頭下げてくれて…アザス」
「いいんだよ、私は力になりたかっただけだし。
実際あんまり役に立てなかったけど…」
私がそう言うと影山くんは「そんな事ない」
と言う。
「新しい速攻、楽しみにしてる」
2人なら春高予選までに完成出来るよ、と
私は影山くんの肩に手をポン、と置く
「頑張ります」
私は うん、と言った後、
ずっと気になってた事を言う
「…か、影山くん、そろそろタメ口で話そう」
そう言うと、影山くんはハッとし、
「あ、いや、悪い。癖で」
と口を尖らす
「あと。さん付けとかもいいよ？
天音でもAでもいいし」
「でも天音さんも君付けしてるよな…？」
「そうだった」
あはは、と笑った後
「そう言えば影山くんの下の名前って
なんて言うんだっけ？」
と聞いてみる
「と、飛雄」
「飛雄！そういえば及川さんがそう呼んでたかも」
「おう」
「私の名前はわかる？」
「日向が呼んでるから、わかる」
「じゃあ、飛雄って呼ぼうかな！」
「えっ」
「…嫌だった！？」
「いや…その。あんま呼ばれねーから」
「なるほど。飛雄呼びはレアなのか…」
「及川さんくらいだな」
「…えと」
結局読んでいいものなのかと躊躇っていると
「…じゃあ、俺もAで…いいか」
と影山くんが言う
「うん！全然いい！呼んで！」
「お、う」
なんかグッと距離が縮まったような気がする
不器用だけど、素直なんだよなぁ。
「飛雄！」
「なんだ、」
「呼んだだけ！！」
「なんだよそれ」
そう言って笑う影山くんは
優しい顔をしていた
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (
レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！！(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです！！読んでてすごく良かったです！！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…！！感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！にやにや(*´∇｀*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2019年12月6日 11時
