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「あかん、ノートもう無いんやった」
買い忘れは、家に着いてから思い出すものである。
折角歩いてきた道を仕方無しに戻って文房具屋さんへと足を運ぶことになった。
「まぁええわ…シャーペンも新しいのに買い換えたかったしな」
そう言い聞かせ、先ほど通り過ぎた店を目指す。
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店員「850円です」
シンプルな白いルーズリーフと白がモチーフのシャープペンシル
新しいノートの1ページ目って丁寧に書きたくなるよなぁなんて考えながら軽い足取りで店を出る
反射的に白色の物を買ってしまうのは信介くんのイメージやから。
なんか自分キモいな、と思い心配になった。
「そういや、結局今日連絡先聞けへんかったなぁ」
夕日が空を赤く染める
お母さんと手を繋いで楽しそうな子供
初々しく並んで歩くカップル
おばあちゃんの荷物を持っている男の子
商店街はあったかいなぁ
…ん？
北「…岡田さん？」
「北くんやん！！」
おばあちゃんの荷物を持ってあげている男の子が信介くんだった。
「北くん…えらいなぁおばあちゃんの荷物持って…！私も手伝おうか？」
北「大丈夫やで、すぐそこやし」
爽やかな笑顔で笑う天使。
夕日とまたマッチしてて最早神に見える
北婆「あらあら、信ちゃん。お友達かい？」
信ちゃん！！！
…てことはもしかして
「北くんのおばあさま！？！？」
北「せやで」
北婆「信ちゃんと仲良ぉしてくれてありがとうなぁ」
「そそそ、そんな！！とんでもありません！！私の方が仲良くしてもらってるみたいなところありますし！！」
勢いで信介くんのおばあちゃんと握手を交わす
すると、横から吹き出す音が聞こえた
信介くんを見ると、肩を震わせて笑っている彼。
は、何その顔。好き。
北「ほんま、おもろいなぁ岡田さん」
何にツボったのかは分からないが
彼が幸せならOKです
北「1人なん？」
「うん、ノート買い忘れちゃって」
家着いたのに戻って来たんよ…と言うと
そうなんや、と彼は言う。
少し間が空いた
信介くんのおばあちゃんと目が合い、笑い合う
これ以上おばあちゃんを待たせるわけにはいかないので「ほんなら私はこれでー」と言って撤退しようとすると信介くんが私の腕を掴んだ
え、何…？
心臓が跳ねる
すると、
北「…俺にも連絡先、教えてくれへんか？」
と、俯きながら私に言った
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ピ(プロフ) - ｷｭﾝｷｭﾝてよりｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (
レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！！(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです！終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ！主人公ちゃんとは、話が合いそうです！北さんと宮兄弟大好きです！ (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます！！ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…！(≧∀≦)これからも宜しくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀｀*)！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年7月2日 22時
