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「あれは絶っっ対、わざとやってるよな…」
尾白「お前また机に頭打ち付けてん…」
確信犯だ。
あの楽しそうな目は完全に確信犯の目だった。
教室に入ってきたアランが私を見て「ループしとるかもしれん」と頭を抱えている。
昨日と同様、私は朝から信介くんのことでいっぱいなのだ。
尾白「せやけど、信介。女子にはあんな感じで絡むんやな」
「え？」
尾白「いや、俺も部活でしか会わんし、女子と話しとる所見たことあらへんから」
「…そう言えばそうかも」
もしかして信介くん、他の女の子にもあんな絡み方…
あんま考えたこと無かったけど、同じクラスって最強よな。
ずっと一緒やん。え、待って？
「あかん！信介くんのクラスの女子が羨ましい！！」
そもそも、あんな絡み方されたら誰だって好きになるやろ。もしかして信介くん、モテてるんとちゃうか？
せやけど、体育館のギャラリーは私以外宮ツインズファンやし…。
「…アラン」
尾白「ん？」
「信介くんて彼女居るんやろか…」
きっとべっぴんさんな彼女が居って
誰も近づけないんとちゃうん！？
それはマズイ。私真っ先に消されるやん。
1人で考えて1人で絶望を味わっていると
「A、後ろ」というアランの声が聞こえる
「なぁアラン聞いとる？信介くんに___」
北「俺がどないしたん？」
「…ﾌｫｳｯ⁉⁉」
無言でアランの方を見ると、彼は「ククク」と肩を揺らしながら笑っている。
尾白「聞いてみればええやん、本人に」
どうやら私を面白がっているのは信介くんだけではないようだ。
北「何か聞きたいことあるん？」
「えっ…いやぁ、そのぉ…」
「…北くん、彼女とか居るん？」
恐る恐る問いかけてみた。
聞くくらいタダやしな。
私の質問に少々驚いた表情を浮かべる信介くん。
…って、あれ。ストレートすぎた？
これじゃあ私が北くんの隣を狙ってるみたいやん。
「あ、もう全然。下心とかあらへんで？ほんまに」
言ってみたはいいものの、逆に怪しい。
あかん、何やこの羞恥。そんなつもりは全く…
北「さぁどっちやろな？」
口角を上げて私を見る信介くん。
昨日といい今日といい、彼は私をよく揶揄う
それが絵になるから怒るにも怒れないし
それどころか心地いいと思ってしまう私はMなのかもしれない。
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ピ(プロフ) - ｷｭﾝｷｭﾝてよりｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (
レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！！(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです！終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ！主人公ちゃんとは、話が合いそうです！北さんと宮兄弟大好きです！ (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます！！ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…！(≧∀≦)これからも宜しくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀｀*)！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年7月2日 22時
