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49 侑視点 ページ49

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「…ほんまやないかい」




角名の言う通り、どうせ女子のイタズラやろと思っていたが、俺の目に映るのはAと多分1組の男子。

なんやったっけ。サッカー部のエースの…



角名「橋本くんだね」



あー、そうそう!橋本くん。




…って





「オワーーーーーッ!?!?」

治「アホ、聞こえんで」

「お前ら何しとんねん!!(小声)」

角名「覗き。てか侑もじゃん」




俺の頭に肘を置きながらサムは「Aちゃんと橋本くん接点あったんか?」と呟く。

「その手どけや!」と怒る俺を横目に角名は「あー、去年同じクラスだったわ。結構仲良さげにしてたかも」と言った。

俺の頭の上で繰り広げられる会話に「?」マークが浮かびつつも、向こうの2人に目線を戻す。

耳をすませば聞こえなくもない距離に居るので、俺たちは静かに耳を傾けた






橋本「俺、Aのこと去年から好きやねん…!」






憎たらしいことに、彼の顔は整っていて。
角名曰く、【男女問わずめっちゃ慕われてるいい奴】らしい。

そう言えば、Aと仲良くなりたての時に、廊下ですれ違ってAが彼に手を振っていたことがあったな。

せやけど、Aはアレやろ?
橋本くんも俺らと同じ【仲のいい男友達】のくくりやんな?





治「随分切羽詰まった顔しとるな」

「…は?」

治「いい加減認めたらどうなん?」

「な、何がや」







治「Aちゃんのこと、好きなんやろ」








何度も言われたその言葉が今回は少し重い。

遠くの2人を見ると起こる嫌な胸騒ぎは
確かに不安が掻き立てているものだと分かっていた。







治「Aちゃん、OKしたらどないするん」


「そ、そんなんどうもせえへんやろ」


治「今までみたいに仲良くできひんのやぞ」


「…っ、」






角名「侑、俺の予想だけど」







角名「Aは侑のこと___」









「…何してんの」





侑/治/角名「うわっ!?」







後ろから声がしたかと思えば、そこにはAが立っていた。




「人の告白現場覗くなんて最低〜」

侑「お前もやろ!」

「そうだったわ」



笑いながらそう言うA。

そういえば、告白は…?





治「あれ、AちゃんOKしたん?」

「ううん、悪いけど断った」




ホッ…。

って、何ほっとしとんねん。
別にAに彼氏ができても…





治「アララ、何でなん?」



「私、好きな人いるから」








侑「あー、せやったらしゃあないな」




侑「…え?」

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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