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純「ニモやん」
「ニモだけどニモじゃないよ純ちゃん」
鞄についているクマノミのキーホルダー。
純ちゃんも「かわええなぁ」と言いながらそれを触っている。
侑「おはよーさん」
侑の鞄、
私のあげたキーホルダーついてるかな。
ちらりとバレないように見るが
「(…あれ、ついてない)」
侑「シケた面しとんな」
「し、してないし」
『キーホルダーは？』
なんて、クラスの人が見ている中言えないし。
まぁ別に、キーホルダーを付けるか付けないかは侑次第で私が口を出すような事じゃないよね。
でも、
「(付けるって言ったのに)」
モブ「侑くん！おはよ！」
侑「おん、おはよーさん」
モブ「あっそれ…！私があげたやつ！」
「…！？」
小声で話していても隣にいる私には聞こえている。
その声に思わず振り向くと、侑の鞄の反対側にイルカのキーホルダー。
「(え…なんで…)」
侑「昨日はありがとう、大事に付けさせてもらうわ」
モブ「全然！飽きたら捨ててええから！」
侑「捨てへんわw」
嫌でも耳に入るその会話。
何だか聞きたくなくて私は席を立つ
純「どないした？」
「トイレ！」
侑「うんこか？」
「うんこ！」
そないでっかい声で言うなや…と若干引いている侑を置いて私は教室を出る。
別にトイレがしたいわけじゃない。
少し落ち着くため。
「…なにこれ…私侑のこと好きみたいじゃん…」
もうHRが始まる時間だからか、トイレには誰もいない。
鏡に写る私の顔はあからさまに悲しそうで、それが何を物語っているのかも安易に想像できた。
「いや、好きなのか」
でもわからない。
自分を優先してくれないのが嫌だという我儘から来てる感情なのかもしれない。
私のキーホルダーより、あの子にもらったキーホルダーの方が気に入ったのかな。
確かに、マグロとイルカ。
イルカの方が可愛いに決まってるじゃん
あの子は振られたとか言ってたけど、案外いい雰囲気だったし
もしかしたらこれから恋に発展する事も無くはないのかも。
「…私の方が、仲良いのに」
うわ、
「何私気持ち悪い」
これじゃあただの面倒くさい女じゃん。
侑腹痛いん?
侑からメッセージが届いた。
その度、嬉しい気持ちが込み上げてくるのは何故だろう。
A痛い
嘘。
そして、心配して欲しいと思う私はやっぱり
侑の事が好きなのだろうか。
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おしゃけ - 神ですか？最高です！腹筋バッキバキです！ (2020年8月23日 16時) (
レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
い - 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - うにさん» ありがとうございます！！楽しんでもらえて嬉しいです！(´∀｀*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ＾∀＾)更新楽しみにしてます〜！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです！笑 私も書いててあそこ好きでした！笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年6月5日 9時
