5 ページ5
.
「…最悪や」
放課後、さっさと帰る準備をしていると
先に部活へ走って行ったツムからラインが来ていて
侑カバン忘れた
侑体育館まで持ってきて!一生のお願い
「いやこの前も一生のお願い使ったやん」
ちらりとツムの机を見ると、置いてきぼりの可哀想な鞄が掛かっている
「あーーもぉ!何でよりによって体育館なん…。目立つやろほんまやめてほしい」
体育館にはいつも練習を見に来てるギャラリーがたくさんいる。(ほぼ女子)
絶対見られるし、標的にされるのだけは御免だ。
「お困りみたいやな」
あたしが頭を抱えていると、後ろから聞き慣れた声が聞こえた
「乙葉、」
この子はあたしの親友、松本乙葉(おとは)
唯一、私の夢を知る人。
乙葉「どうしたん」
「かくかくしかじか」
乙葉「ん〜…なるほどな」
厄介やな、と乙葉は呟いた後
でもええ考えあるで とあたしに言った
乙葉「ちょっと面かせや」
____________
「…!?ほ、ほんまにあたしかこれ!?」
誰やこいつ!と私が騒ぐと、乙葉は
「いやぁ前からA、スペック秘めてると思ってたんよ」と褒めちぎる
「褒めても飴ちゃんしか出えへんで」
乙葉「求めてへんし。それは置いといてまぁ、メイクとヘアアレンジで変装すれば、あんただってバレずに済むやろ!」
「確かにな!ありがとう乙葉!」
乙葉のメイク、ヘアアレンジ術によって何とか体育館へ行けそうな私は、侑の鞄を持ち、教室を出る
後ろから乙葉の「生きて帰って来いよ!」と言う声が聞こえた。あたしゃこれから戦場にいくんか。
まぁ、あながち間違ってはないか…
…
「はぁ、体育館遠い!!!」
文句を言いながらも無事体育館到着。
息を整えて、いざ。
体育館の扉を…
「何してるん」
891人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な(プロフ) - 桜咲くちゃんさん» 私もそれ思いついたとき、一人で笑ってました(〃ω〃) (2020年7月25日 11時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲くちゃん(プロフ) - ハムにいちいち笑ってます! (2020年5月18日 20時) (レス) id: 59335f5ee4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ちいさん» 無事修正しました!!ありがとうございます!!(´;ω;`)これからもよろしくお願いします!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 本当に大好きです!神作品ですね、つい一気読みしました() ひとつ気になったんですが、43ページのところ、『サムがあとから部屋に』ってところツムじゃないですかね、すこし気になったので... (2020年4月29日 15時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - なさん» おおおおおお!!楽しみにしてます!! (2020年4月27日 13時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:な | 作成日時:2020年3月24日 12時