【ダイヤのA】何度でも君に恋をする【成宮 鳴】

□ ページ11

．




しんみりした、保健室の中
廊下からパタパタと走る音が聞こえ

その音が、保健室に近づいてきたかと思えば
ガラッと勢い良くドアが開いた。



｢Aっ!!!!｣








｢せ、芹沢………｣


声の主は、芹沢 悠斗。


友達…………ってか、クラスメイトってか…
なんだろう？


馴れ馴れしい、知り合い？




芹沢｢大丈夫か！？｣

｢なんで、芹沢が心配すんのさ！｣

芹沢｢え！？い、いや………心配っつぅか…｣



芹沢は、何か言いたげな顔をするも
唇をぐっと噛み、
"なんでもねぇ"と言って
保健室から出ていった。



｢なんだ今の…………｣


鳴｢彼氏？｣

｢は！？｣



バッと鳴を見ると、
ニヤニヤした顔でこちらを見ていた。


｢違います！！ただのクラスメイトです｣

紗代｢またまたぁそんなこと言って♡｣

｢おわぁっ！紗代！｣


いつの間に…！？


ホント次から次へと…………。



｢てか、そんなんじゃないし｣

紗代｢でたよ、Aの天の邪鬼｣

｢だーかーらー！｣


鳴｢はいはい。終わり！逢田が元気になったから結果オーライ｣


"ね？"



なんて、ニコッと微笑むと


かっこいい…と呟く紗代と
うげっ…………と心の中で呟く私。





いつからそんなキャラに…………




まぁ、似合うからいいけど。


……………………………ムカつく奴だな。





☆.。.:*・°☆.。.:*


芹沢 悠斗



稲実2年

入学式の日にAと出会い
それから馴れ馴れしく……………仲良くなった。

野球部で、1年の頃から一軍入りの
ピッチャー

まぁ………イケメン、かな。


☆.。.:*・°☆.。.:*

□→←□

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す