<第二章>追憶の彼方Prologue ページ39
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_Aちゃんと兄さんと過ごした温かい日々、楽しかった過去
_大切な人が側にいて、笑っていてくれることの尊さ
記憶を取り戻してから、考えてしまうことがある。
幸せだった幼き日々を思い出して、時折不安になる。
〖命の保証がない日々で、Aちゃんもいつ居なくなってしまってもおかしくないんだって…。〗
二度と戻ることは出来ないんだと痛感する。
〖無駄に広い屋敷の静寂が、兄さんはもう居ないのだと伝えているようで、僕を寂しくさせる。〗
全て投げ捨てて、逃げてしまいたくなる。
〖いっそのこと、忘れたままで無機質に生きていた方が、楽なのではないかとさえ思う。〗
だけど、もう失った人やものは元に戻らない。
『無一郎の無は、無限の無なんだ。』
『お前は、自分ではない誰かの為に無限の力を出せる、選ばれた人間なんだ。』
だからこそ、兄さんが残してくれた言葉を胸に刻み、己を鼓舞するんだ。
たとえ天寿を全う出来ずとも、兄さんや鬼に殺された人々の仇を打つこと、それが僕に与えられた使命だから。
それが叶うまでは、まだまだ前を向いて進んでいかなければならない。
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ここからは第2章に突入します。
この章は「追憶の彼方」と題します。
「追憶」とは、過去に想いを馳せること、「彼方」とは、遠い過去という意味もありますが、未来を表す言葉でもあります。
そのため第2章では、無一郎視点で過去の出来事を辿り、未来へ想いを繋げていくお話になります。
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ももちゃん(プロフ) - キャラメルさん» そんな風に褒めて頂けて、大変嬉しいです。ありがとうございます。第2章としてむいくん視点で過去を回想するお話を更新していく予定ですので、是非読んで下さいね。分かります!!毎週月曜日が楽しみだったから終わって寂しい。柱稽古が待ち遠しいですね。 (8月1日 17時) (レス) id: 6a9b81feac (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル - この小説また更新されますか?すっごく読んでて楽しかったのでまた続き読みたいです!私も刀鍛冶編のアニメ見ましたよ!むいくんかっこよかった!見るたびに月曜日の憂鬱がなくなってました!柱稽古のアニメ楽しみ!! (8月1日 15時) (レス) id: 19e6b4c377 (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃん(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2021年4月15日 20時) (レス) id: 6feda0f9ad (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです (2021年3月27日 20時) (レス) id: 7c0e9b4de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももちゃん | 作成日時:2020年7月6日 20時