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その六、過去と意志 ページ6
「なぁ、出てってくれよ
白鳥沢バレー部から…そこはお前みたいなやつの場所じゃねぇんだよ!!」
『………』
それでも…
『僕は……』
それでも僕は…
『僕はここの正セッターです!確かに、きっかけは若利だったかもしれない…でも、それでも今は!僕は実力で努力でこの場所にいる!それを、あなた達に否定される筋合いはない!』
僕のそんな必死の叫びは彼らには
「黙れ!!」
届かなかった
僕は突き飛ばされ、手を踏みつけられた
若利にトスを上げるための大切な手を…
その日はそれだけで済んだ、遠くから若利の声が聞こえたから、先輩は最後に僕に伝えた
「誰かにチクったら覚悟しとけよ、牛島にまで迷惑かけたくないだろ?」
『っ……』
僕はさらに身動きが取れなくなった
その日は手の痛みをこらえて練習をした
トスがブレたから若利に心配されちゃったけど、何とか誤魔化していた
ここで負けたらダメだ、どうせ直ぐにやめてくれる、もうちょっとの辛抱だ
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作者名:鳥屋 | 作成日時:2019年10月18日 17時