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その一、始まり ページ1
「あー、やっぱ欲しいよねぇマネージャー…」
1年の夏、密かに思い続けていたことを天童が声に出していた。
白鳥沢高校バレー部にはマネージャーがいなかった。昨年までは1人女子がやっていたらしいが、その後釜になるはずだった生徒が、日々の忙しさに耐えかねて次々と辞めてしまった。
どんなに応援する気持ちがあったとしても、さすがは強豪、マネージャーの仕事量も伊達ではなかった。
これに耐えられるのは、相当忍耐力のあるものか、相当なバレー馬鹿だけだ
「英太くん、知り合いとかにいないの?欲を言えば女子で」
「いるわけねぇだろ…特に女子」
マネージャーがいない今、1年生が主体となって雑務をこなす日々、練習時間も削られ、デメリットしかない…
「いるぞ」
「え、若利くんの知り合いに?」
「あぁ、女子ではないがあいつならやってくれるだろう」
女子じゃないのか…と少し残念に思う天童だが、それよりも牛島にそんなことを頼める友人がいたことに驚いた。
「お前、今失礼なこと考えたろ?」
「えー、英太くんエスパー?」
「否定しろよっ!!」
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作者名:鳥屋 | 作成日時:2019年10月18日 17時