【男主】転生したら好きなマンガの世界にいてチート個性持っちゃったのでヒーロー科に入ります2【ヒロアカ】 (ページ5)

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「今日はありがとうございました」

「こちらこそAさんの御両親にお会いできて良かったです」

「また雄英で会おう、如月少年！」

『はい！！』

先生らは他の生徒らの所に行かなきゃいけないと言い、車に乗って家から離れていく。俺は車が見えなくなるまで頭を下げた。

ついでと言いますか、オールマイトとツーショットの写真撮らせていただいた
やったね

『…よし』

「あ、そうだ。A、お祖母ちゃんから家に来ないかって言う連絡来てたんだけど」

『！！ ……いい』

「そう？一応行っておいた方が…」

『俺はあんな所に行きたくない。祖母さんとも喋りたくない。母さんらが一番分かってるでしょ？』

「…そうね。行けないって言っておくわ」

あの忌々しい記憶が頭の中に甦る。俺はくしゃ、と前髪を握って気分を落ち着かせようとした。

『なんで今更……っ』

小さい頃の、記憶。
＿＿＿＿＿

「ちょっとぶっただけなのにヘバってちゃ意味ないよ！！さっさと立ちな！！！」

『お祖母ちゃん、おれ、もう疲れたよ……う"っ！！』

「うだうだ言ってんじゃないよ！！男だろう！？」

いたい。くるしい。

　

なんで、なんで俺がこんな事＿＿

　

＿＿＿＿＿

『…………行った方がええんかな』

俺は机の上にあったフォトフレームを持ち上げる。写真には小さい頃の俺と今より少し若い祖母さんがピースをして写っていた。

＿＿今の俺を見たら、成長したねって褒めてくれるかな

階段を降りて電話を掛けようとしていた母さんに行くことを伝えると目を丸くさせた。