【男主】転生したら好きなマンガの世界にいてチート個性持っちゃったのでヒーロー科に入ります2【ヒロアカ】 (ページ28)

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『白川茶めちゃくちゃ美味しいんよ！！』

「確かに美味しいと有名だな。買ってくか」

『っし…！』

如月が小さくガッツポーズをする。お前はセールスマンかキャッチの人か試食コーナーの人だったか

レジで会計を済ませてのんびりしている生徒らを待つ。如月は『皆におすすめ教えてくる！』と言って再び行ってしまった。おすすめこれだけじゃなかったのか

「……」

ｻﾞｻﾞｯ

「今のところ敵の姿は無し。イレイサー、そっちはどうだ」

超小型トランシーバーのスイッチを押す。マイクに見えるがトランシーバーってやつだ
試作品だが意外と使えるな

「此方も特に異常無し。如月にも異常は無い」

「了解」

はぁ、と軽く息を吐く。

チート級の個性を持った如月が敵側についてしまったら、圧倒的に此方が不利になる。彼の経験もまだ浅い方だ。他の生徒らに比べれば深い方でもある。
如月がヒーローになる夢は絶対に揺るがないだろう。何があろうと、絶対に。

『先生！』

「……どうした」

『はいお揃いのストラップぅ』

「え、いや…俺は付けないんだ」

『１－Ａの証って事で！！』

ふにゃっと笑う如月。

「しょうがない、付けてやろう」

『っし…！！』

本日二回目のガッツポーズ。本当に好きだなそれ