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ホントの私  25話 ページ29

だから、私は彼女の傍にずっとしいる

そう誓った...はずだった




「本当にそれでいいの?」

誰?

そう言いたかったけど言葉が出ない

レナを見ると瞬き一つしないで動かない


レナ!

「大丈夫。死んだ訳じゃ無いから」

貴女は誰?

「誰?かぁ、それは貴女が一番知ってるんじゃないの?」


どういう事?

「そのまんまの意味だよ。貴女は大事な事を忘れている。大事な思い出も、ね」

思い出?


っ痛!

途端、頭に激痛が走る

「あっちも気づいた?でもそんなはずは...」

な、にを言って

「っ時間が無い。これは貴女のため。不可抗力だから許してね?」



誰かがそっと額に手を当てた気がする

A「あ"あ"ぁぁぁぁぁ!」

頭の中に沢山の情報が流れ込んでくる


いや、思い出したくない!

「なんで?どうしてそう思ったの?」

A「いゃぁああっ!」



ある記憶が頭に浮かぶ

それは、


巫女の継承の儀式の時の記憶だった
(のが多いな!by作者)









目隠しされながら何処かへ連れて行かれる

その足取りはおぼつかない



しばらく歩くと何処か静かで気味の悪い空間に着いた


?「っ!離しなさっ「黙れ!」」




殴る音が聞こえる



A「グスッ、お母さん...帰りたいよぉ」

?「!A、お母さんはここに「...もういい殺れ」」


誰かがそう指示した時、断末魔が響いた


幼い頃の私でも理解出来た

その人は死んだんだと


?「おら、飲め!」


誰かの手が私の口を無理矢理こじ開ける


A「あぅっ」


瞬間、ドロッとした鉄臭い液体が流し込まれる


(やだ!気持ち悪い!)

出来る限り抵抗したけど、駄目だった


諦めてごくんとその液体を飲み込む


A「!あ"あ"ぁぁ!身体が、熱いっ!?」


ここで死ぬんだと思った程の激痛だった

A「はぁっはぁっ。な、にが起こっ」


?「...上手くいったか?」

?「はい、恐らく」

?「今代の巫女はどんな力を持っているのか...ククッ、楽しみだ」






全部、思い出した





お母さんの事も村の秘密も...お兄ちゃんの事も



それと、皆の事も


(貴女の言った通りだね。私にはまだ、あっちでやる事が残ってる)


それまでは...『呪い』で死ぬ訳にはいかない



「呪いかぁ、これからの事を考えるとギリギリだから、使い所は間違えないでね!」

(うん、ありがとう)

帰路 26話→←巫女の秘密 24話



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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます!初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです!もっと上手く小説が書けるように頑張ります! (2021年8月12日 19時) (レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます!投稿頑張ってください!! (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:笹だんご | 作成日時:2021年8月10日 16時

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