第146話 世間 ページ2
「ヒョン！！！！！どう！？どうだったんですか！？！？」
「ミンギュ、耳イカれるかと思ったんだけど。……優勝した」
電話越しですら大きすぎるミンギュの声に顔をしかめながらも、嬉しさからか声が優しいジフンが答える。
「えっ！？？！？優勝って言いました！？ヒョン！えええ！！！ほんとですか！！」
「嘘つくわけないだろ」
「わーーーーーっ！！！！やった！！！！おめでとうございます！！！！お祝いしましょ！！！お祝い！！！！！！！」
「だから声がでけえって！まあ、ありがとな」
「はあ〜〜〜ほんとに見にいけなかったの残念……よりによってこんな急に講義入るなんてほんとにツイてない！俺！！」
会場に赴く気満々だったミンギュは、悲しきかな、唐突な単位にかかわるタイプの講義の予定が入り、あえなく諦める他なかったのだ。
「映像あるから後で見せるよ」
「いつ会えます？！俺もうほんとに早く見たい！あ、今日祝賀会とかやります？やるならどこで！？」
「ったくお前は気が早すぎ。……祝賀会は、俺の誕生日祝いと一緒にやってくれるんだと」
「あ！ヒョンの誕生日今月の22でしたよね？明後日！」
「おん、だからそんとき映像見せるから来な」
「いいんですかーーーー！やったーーー！わかりました！！しっかりお祝いもっていきます！！」
「いやいい、お前何持ってくるかわかんねえし」
「もーーヒョンったら照れなくていいのに！」
「はいはい、もう切るぞ。まだ講義あるんだろ？」
「はい……」
「急に静かになったな(笑)……がんばれよ、じゃあな」
そう言って通話を切る。
「ミンギュくん、これるって？」
通話の様子を見ていたAが尋ねる。
「おん。なんか持っていくっていうからやめとけっていった」
「ふふっ、それにしてもウォヌとジフンが同じ後輩と知り合いだったなんて不思議だな〜」
「世間は狭いみてえ」
二人で手を繋ぎながら、家までの道のりを歩く。
すっかり辺りは暗くなっていたが、街灯が高揚した木々やイチョウの絨毯を照らし、美しい景色が広がっていた。
噂の早朝ニュース番組の占い結果
写真を撮る彼女と話すといいことがあるかも！
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もちこ(プロフ) - ヨハンさん» 大好きな作品と言っていただけること本当になにより光栄です！沢山沢山本当にありがとうございました！(;_;) (2022年1月29日 18時) (
レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - ヨハンさん» ヨハンさん……！！ヨハンさんから前回いただいた嬉しいコメント噛みしめながら元気をいただいたからこそ完結にいたることができました（TT）完結後もこうしてわざわざ感想をいただいて本当に嬉しいです；；； (2022年1月29日 18時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
ヨハン(プロフ) - 久しぶりに占ツクに来たらだいすきな作品が更新されて、しかも完結まで辿り着いていて一気に読んでしまいました…！完結おめでとうございます！とっても大好きな作品です！ (2021年12月14日 15時) (レス) @page16 id: 4d64febedc (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - のあさん» 頭を抱えていたのですが、結果的に無事楽しんでいただけたようでなによりです本当に……！（TT）沢山沢山ありがとうございました♡；；； (2021年11月27日 23時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - のあさん» のあさ〜〜ん！！ねぎらいの言葉まで本当にありがとうございます；；；うああのあさんのお優しいお言葉、ひたすら脳内に刷り込まさせていただきました……長い作品を完結させることも初めてだったので、終わり方にはかなり (2021年11月27日 23時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作者ホームページ：https://twitter.com/koro_mowo
作成日時：2021年11月19日 19時
