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「...はッ.....大層なこと考えるねぇ
じゃあ....アンタが死んだ時、
泣く奴がいなかったら....
その生き方、貫いたことになるわけだ」
『....それでいいんです、私は....
だから、十四郎さんも退院したら、
お仕事にも復帰するだろうし、
さっさと私のことは忘れてくださいね..！』
そんな悲しそうな笑顔で言われたって、
涙零れそうな瞳で言われたって、
説得力ゼロだっつんだよ....
「.....あぁ、忘れるさ」
俺は心にもないことを口にする。
あんなに強くて、優しいあいつが、
全てを失い、死を待つだけだという事実が、
俺はどうしようもなく悔しかった。
そしてそれを知った時、
手を差し伸べることも、
何か与えてやることもできなかった自分が、
惨めだった。
俺は、入院４日目で退院した。
一週間の予定だったが、治りも早く、
何より、真選組のことが心配だった為だ。
「..世話になったな」
『....お元気で..！
お仕事も頑張ってください』
Aとは、そんな軽い挨拶を済ませて別れた。
結局、Aにはあれから、
何の言葉もかけられず、病院を後にする。
会ってたったの３日、同じ病室で過ごしただけだ。
俺がしてやれることなんざ....何も無かった。
心の奥のモヤモヤを掻き消す為、
そう自分に言い聞かせる。
....らしくねぇ。
仕事に集中しろ、仕事に。
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リヴ - ていさん» 私も銀魂の小説書いてます！ていさんほど上手くないですが、ぜひちらっと見ていただけたら嬉しいです！！ (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
てい(プロフ) - リヴさん» 勿体ない程のお褒めの言葉ありがとうございます(TT)完結まで暖かく見守ってくださると嬉しいです！！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 51fbc336c0 (このIDを非表示/違反報告)
リヴ - 語彙力が素晴らしいです！ていさんの作品色々読ませていただいたんですが、どれも面白くて…！尊敬してます！更新頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てい | 作成日時：2020年12月20日 6時
