私は稀有な異能の子 ＊2＊【文スト】太宰治

貴方※ ページ25

⚠1章の時と同じ感じで、甘が入ります。
""裏に近くなる""ので苦手な方は
タイトルの※が無いお話をお読み下さい。
このお話を飛ばしていただいても、
お話の流れに支障はありせん。









｢…………断る理由がありません｣


太宰さんが嬉しそうに目を閉じた。

優しく唇が触れる。


少し肌寒い風が、私の火照った身体を
撫でてゆく。


唇を離し、太宰さんと目を合わせる。

太宰さんの瞳に私が映る。

月の光は煌々(ｺｳｺｳ)と輝く。


少し間を置くと、太宰さんから
接吻の嵐が降ってくる。


太｢ん…｣

｢ん、だ…ざいさ……///｣


ぐっと太宰さんが私の身体に体重を
掛けてくるので耐えられず、押し倒される。

最初の方は唇を押し当てるだけの接吻が、
押し倒された後からは舌を伸ばし、
深いものへと変わってゆく。


｢ん、ふっ、は…｣


息ができないっ…！

すると太宰さんは私が苦しいのを
見計らったのか、少し唇を離してくれる。

しかしそれも束の間。
また愛のある口付けになる。
今まで堪えていた愛情を解き放つ様に。

太宰さんの舌が私の口の中を這う。

頬の内側や上顎、上歯茎、下歯茎と
ゆっくり、ゆっくり、艶めかしく。

私もどうにかして太宰さんに
応えようと必死に舌を伸ばす。


太｢ん……、ふ……っ｣


すると太宰さんは唇の隙間から軽く笑う。

太宰さんから重なった手を絡めさせられる。
私も優しく握り返した。

暫く接吻を交わし、ふっと
太宰さんが唇を離す。

つうっと私たちの唇を繋ぐ透明な糸。

月光によって薄く黄色に見える。

プツリと唾液の糸が切れると、
太宰さんは私に覆い被さってきた。

軽く接吻をされながら
服の中に手を入れられる。


｢……中原から服の中に手を入れられた時は
悪寒がしましたけど、太宰さんから
こうされても全然嫌じゃないです｣


ふふと思わず笑みが零れてしまう。


太｢はぁ……、可愛すぎるよ……｣

｢え///｣


太宰さんが私の乳房(ﾁﾌﾞｻ)に触れる。

ゆっくりと私の身体の硬直を解いてゆくように
優しく揉まれる。


私は声が出ないように唇を噛み締め
ピクピクと身体を震わす。

その様子を見てか太宰さんは
私の耳元で囁いた。


太｢この人の気配が一切しない渓谷の底で
声を我慢する必要なんて無いのだよ…？｣


｢……ん、ふぁ で、でも恥ずかし……っ｣



太宰さんが乳房の頂に触れると、
きゅっと摘まれ捻られた。


身体にビリビリと電流のような
快感が駆け抜けた。

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