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車には運転手と
俺と、せいたかのっぽの3人だけ


攻撃する気力がないのを知ってか
別の思惑があるのか


そいつは俺の拘束を解いて俺の隣に座った




全身が痛い
でも


もっと痛くて苦しんでるのはAなんだ
何で
もっとちゃんと話を聞かなかったんだろう
俺が、もっと大人の対応が出来てたらこんなことにはならなかったのかな


守るって、決めたのに


結局こんなにやられて
Aを守ることができなくて
あんな方法を取らせてしまった俺に腹が立った

そりゃ、最初は驚いた
でもAはAじゃん
Aがマフィアだろうと
どれだけ人を殺してようと
彼女のことを好きなのには変わりない

でも
俺がマフィアだって黙ってたこと
きっと怒ってるよな
好きな人が
同業者で敵って知って、幻滅するよな



もう会わないって言ってた



本当に会えないの?

やっと通じ合えたのに
もう触れることはできないの?







NJ「うちのヒョン、不器用なんだ」



窓の外を見ながらあいつはそういった


見てればわかるよ



あんな顔見たら、誰だってわかる






「Aっていつもどんな感じだったの」




NJ「可愛いよ。ちょこちょこついてくるし
妹みたいな感じ」




可愛いって言うな


なんて一丁前に嫉妬できるくらい俺はまだ気力が残ってるらしい



NJ「僕たちは、みんなヒョンのおかげで今を生きてる
どうしようもない俺をここまで育ててくれて
僕は一生何があってもついていくって決めたんだ」




・・・・その気持ちは、わかる
俺もヒョン達にそう思ってるから






NJ「・・・・・・そんな人にさ、意見できる奴なんていないんだよ
みんなヒョンには頭が上がらないから
ああ見えてさ、家族思いだし
誰より組織を大事に思ってるから
みんな従っちゃうんだよ


・・・・でも、萎縮するのは違うよな」






「・・・え?」






NJ「いつかはこんなことになるってわかってた
でも、止められなかった
ヒョンも、Aも
誰よりも近くにいたのに、何も出来なかった
所詮僕ってやつはそんな人間なんだよ

誰よりも馬鹿なんだ




だから、
君がヒョンに向かって堂々として
こんなの間違ってるって
言ってくれて・・・・ありがとうな

おかげで目が覚めたよ」





そう言って優しく笑った

エクボができる人なんだと
初めて知った





もしかすると




「・・・・せいたかのっぽって実はいいやつ?」





NJ「なぁ、その呼び方やめてくれない?」

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ちゃろすっこ(プロフ) - 天音さん» わー!!コメント嬉しいです(๑>◡<๑)更新の励みになります。かんばります! (2022年10月3日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - とても楽しく読ませていただいています!夢主がかっこよくて、好きです!これからも楽しみにしています!更新頑張ってください!お体にはお気をつけて! (2022年10月1日 14時) (レス) @page48 id: 911a23b9c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃろすっこ | 作成日時:2022年8月25日 14時

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