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『うわぁん!オッパぁ!!・・・がいじめる!』





そう言ってよく泣きついてたな
なんてことを思い出す


”オッパ!一緒に遊んで!”





”オッパ、宿題手伝って”






”オッパ、今日の仕事は?”






”オッパ、ごめんなさい”






”もっと上手くやるから、優しく、して”





”ごめんなさい”





初めは





組織を




家族を







”ユンギ。これは俺とお前だけの秘密だよ”









Aを守らねえと








ただそれだけだった







なのに

組織のトップという重圧・孤独・不安
それを必死に隠して
死に物狂いで生きてきて
力で支配することが当たり前になっていった


目があえば周りは恐れおののく
口を開けば怯えて何も言わなくなる
手を伸ばせばみんな逃げていく


冷徹で、残酷
誰も逆らえない
そんなミンユンギでいなければ

弱みを見せるな
周りを疑え
感情なんて捨てろ


毎日、毎日、毎日毎日毎日
自分を殺して生きてきた

そんな俺を

いつ超えてもおかしくない一線の前で、引き止めてくれていたのがAだった



どんなに突き放しても
どんなに力で押さえつけても
Aだけはずっと俺のそばから離れなかった

いつの間にか
俺はあいつ無しでは息の仕方が分からなくなっていった

俺の唯一の心の救いがAで
必死に繋がっていたくて


少しでも俺の手からすり抜けそうになれば
どんな手段であろうと
死に物狂いで引き止めて




俺だけの世界に閉じ込めた






















それが”当たり前”になっていった











JK「Aの純粋さに漬け込んで

Aから自由も、幸せも、未来も奪いやがって





Aの兄貴だ?ふざけんな!




力で支配する奴なんて兄なんかじゃない
ただのクソ野郎だ!」







こんなクソガキに言われるまで俺は気づかなかったのか?
















いつからこんな風になったんだ?




俺はどこで道を間違えた








”オッパのお願い事は??”








”俺は、




お前が幸せでいてくれればなんでもいい”











『もう会わないから、オッパも約束して。

ジョングクに手を出さないって





じゃないと、私




ここで死ぬから』







俺が望んだ幸せはこれなのか?

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ちゃろすっこ(プロフ) - 天音さん» わー!!コメント嬉しいです(๑>◡<๑)更新の励みになります。かんばります! (2022年10月3日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - とても楽しく読ませていただいています!夢主がかっこよくて、好きです!これからも楽しみにしています!更新頑張ってください!お体にはお気をつけて! (2022年10月1日 14時) (レス) @page48 id: 911a23b9c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃろすっこ | 作成日時:2022年8月25日 14時

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