【ヒロアカ】【暗殺教室】元E組暗殺者、ヒーロー目指します

♯ ページ8

その後、緑谷くんは個性を使ってボールを投げることができたみたいだったけど…
よく見てみると、指が腫れている……。


強すぎる個性だから、体が壊れちゃうんだ…




『緑谷くん…ちょっとこっちにかもーん』



「え！？ひゃ、ひゃい！！」




声をかけると、顔を赤くして慌てている緑谷くん。




反応可愛すぎか……！！




緑谷くんの背中をそっと押して、魔樹の下に案内する。
先生にばれたらなにか言われそうだし、こそっとね、こそっと！




……集中して、気持ちを落ち着かせて…


『回復魔法』


私はまだ未熟だから、傷ついた肉体を回復させようとしても痛みが残ったりすることがあるし、完全には治ってくれないことの方が多い。


あと、猛烈に体力を消耗する。

故に、回復魔法を一日に使えるのは、せいぜい一回…




大樹の周りに白い花が咲き乱れ、周りに心地よい風が吹く。
そして、私の手を緑谷くんの指に重ね合わせると…金色の光が腫れた部分を包み込んでいく。




魔樹が吸い取った生命力を、私から人に移して回復する魔法…





『ふ〜…相変わらず疲れるなこれ…時間もすごいかかるし…


まずは回数こなして慣れてから、改善策を練らなきゃだめだ…


どうかな、まだ痛いかもしれないけど…』





緑谷くんの顔をのぞき込んでみると、彼は目をキラキラさせていた。




「すごいっ！！曲げたらちょっと痛いけど、ほとんど治ってる！ありがとう！！」




『よかった〜！痛そうだったから心配で…』



うむむ…でもやっぱり完全に治らないんだよね…やり方間違ってるのかな…
首をかしげていると、




「僕は、み、緑谷出久って言います！えっと、花咲さんであってるかな…？」



緑谷くんはほんのり頬を染めている。
可愛い…






もう一度言おう。可愛い。←




『うん！花咲Aって言います！出久くん、よろしくね！』




私は満面の笑みでにっこり笑って見せた。



出久くん……




A組の癒し発見した…！！嬉しみ…！！！

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