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ラ「はぁー…あったかい。」
「んー…」
ラ「あったかいし、やわらかいし、いいにおいするし〜…Aちゃんってもう、最高」
「…やめて、なんか…はずい」
ラ「ふふ、確かに。それだと赤ちゃんみたいになってるもんね」
「…」
とか言いながら、ぎゅぎゅぎゅ〜っと抱きしめる腕は相変わらず。
…ラウの方が歳下なのに。
赤ちゃんには近いはずなのに。
毎度のことながら、逆転しているような気がするお互いの立場を考えていると、
ラ「……Aちゃんってさぁ、」
「うん？」
ラ「…つかむくせ、あるよね」
「掴む癖…？」
うん、って声が後ろから降ってくる。
ラ「ぎゅーってしたら、絶対、…抱きしめられた腕きゅって掴むの」
「…え？」
ラ「それ無意識？」
指摘されて視線を落とすと、確かに…
お腹に回されたラウの腕を、上から重ねるようにして軽く掴んでいた自分の手。
「…ほんまや、えぇ…、」
ラ「やっぱ無意識だったんだ」
…あー、言わなきゃ良かったかなぁ、と呟く声もあまり頭に入ってこなくて、急激に意識してしまったその手をぱっと離す。
ラ「えぇっ！やめないでよ！」
「いや、最初からやってるつもり無かったし…」
ラ「だからそのままでいいの！
やめさせたくて言ったわけじゃなくて、それが "離さないで" って言ってるみたいで、いつもかわいいなぁって…」
「…私、いつもやってた？」
ラ「うん。抱きつかれた時とか、肩組まれた時とか…俺だけじゃなくて他のメンバーにも。よくやってるよ？」
「……うそぉ…」
それは本当に無意識だ。
確かに癖なのかもしれない…。
「…ちゃんと直します。」
ラ「だから直さなくていいんだってば〜…むしろこれからも続けて……」
と言いかけた所で、自分で「あ、」と何かに気付いて言い直す。
ラ「じゃあ、…俺にだけは、続けて？」
「……え、」
計算高そうなあざとい言い方と、そっちに振り切れずに照れ笑いする表情。
…そんな不意打ちに思わず、心臓が跳ねた。
「…でも、」
ラ「あ、ほら皆来たよ、はやく元に戻して！」
「えぇぇ…、笑」
楽屋前がザワザワし出したのを察してそう言われて、
皆が入ってくるより前に、私の手はラウの腕へと元通り。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます！お仕事お疲れ様です…！ちょっとでも癒しになってくれたら私も嬉しいです(´˘`)♡ 良いお年をお迎えくださいませ〜！ (2022年12月30日 17時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(^^)仕事の休憩中に更新通知が来て癒やされたくて飛びついて読ませてもらいました！さくまさんとのお話で癒やしパワー倍増でした！ありがとうございます。良いお年をお迎えください(*^^*) (2022年12月30日 16時) (レス) @page36 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！そんな！その一度がとっても嬉しいです！コメントもありがとうございます*ˊᵕˋ* (2022年12月17日 16時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)どうして♡や投票は一度しか送れないのか…と悲しくなっちゃう位毎回楽しませてもらってますー！ (2022年12月16日 23時) (レス) @page21 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！(^^) 嬉しいです〜〜いつも素敵な感想送ってくださるので語彙力ありまくりですよ( ˶'ᵕ'˶)！笑 またこれからも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2022年11月29日 17時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年11月25日 7時
