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岩「ん、Aも食べな」
「ありがとう」
まだもぐもぐしながら、次のひとくち分をフォークで切ってるのを見て、あ、食べさせてくれるパターンかと察する。
隣に座った身体を完全に横に向けて待ち構えるけど…
「いや、ちょっと待ってでか、」
岩「ねぇ落ちちゃうから。早く」
「えぇぇ、あー…」
本当にひとくちで食べさせるつもりなのかと思うほどのケーキの塊を、私の口めがけて運んできやがった。
絶対確信犯じゃん…！
「んー！」
岩「あぶな、」
何とか無理やり食べたけど、既に口の中はいっぱいで、
入る前にこぼれ落ちてしまったクリームを照が手のひらで受け止める。
「んーん！んんー！！」
岩「あっは、なに？笑 どうした口ん中いっぱいにして」
ケーキはめちゃくちゃ美味しいんだけど、もうチョコレートで溺れそうになる私を見て、照爆笑。
ちょっと待ってよ。
ようやく少し飲み込めて余裕ができたから、文句を言おうとした途端、
岩「ほらこれもちゃんと食べて」
チョコレートに失礼。って謎理論で、手のひらに落ちたクリームを真剣な顔で差し出してきたこの男。
…まじか。
「…ん、」
岩「…よし。」
「よし。じゃない」
ぺろ、って押し付けられるままにクリームを口に入れたら、満足気に頷いてる。
岩「おいし？A」
「…おいしい」
岩「ん、良かったね」
手にちょっと残っちゃったクリームは自分でちゅっと舐めとってから、ウェットティッシュで綺麗に拭き出す。
…何で最初からそうしないの、って抗議は、
チョコレートケーキと私のリアクションでご機嫌になったニコニコの笑顔を前に、脆くも崩れ去った。
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「…甘いんだけど、甘く見てると…だめですね」
佐「これを皆がいるとこで堂々とやり出すからね〜困っちゃう☆」
岩「思ってないじゃん」
向「ていうかほんまはひーくん呼びやねんな？」
「いや…照に変えようと思っても、どうしても本人を前にするとひーくんって呼んじゃうんだよね」
岩「好きにして、笑」
「ひー…かるくん？」
岩「ごっちゃになってるよ」
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます！です！とっても嬉しいです(ˊᵕˋ)︎︎︎ (2022年10月15日 3時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます！今回更新分もすごく楽しかったです。読んでてニヤニヤしちゃいました(*^^*) (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！嬉しすぎます〜また楽しんでいただけたら幸いです*'ᵕ' (2022年10月5日 12時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 主人公ちゃんとメンバーさんとの絡みがほんのり甘くて、すごく面白いです。更新楽しみにしてます(^^) (2022年10月5日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 翡翠さん» こちらこそコメント嬉しいですありがとうございます〜！これからものんびり楽しんでください🫧 (2022年9月30日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年9月20日 7時
