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「お疲れ様でしたー」
裏口のドアを開けて外に出ると、すっかり夜。
今日はバイトちょっと早めに上がらせてもらえた。
こんなタイミングで早く抜けれるなんて、
ラッキー。
私は早足で駅の広場へと向かう。
こっちへ来る途中、
忠義先輩を広場に置いてバイトに来た。
その時にはまだ他の三人は来ていなかったけど…
大丈夫だったかな。
三人には説明もなしに普通に呼び出しちゃったから
絶対びっくりしてるはず。
…まぁ、章ちゃん先輩もいるし、
お互い上手いことやってもらうことを
祈るしかなかったんだけど。
バイト中も
四人の様子が気になって仕方がなかった。
ようやく辿り着いた駅前、
先輩達を探して足が少し遅くなる。
…あ、それらしい人達、いた。
見つけた場所へと小走りで向かって、声をかける。
「すみません遅くなりました！」
安「あ！Aちゃん」
錦「遅い」
丸「バイトおつかれー」
皆さんがぱっとこちらを見て、
それぞれいつも通りの反応を返す。
大「…おかえり」
「ただいま戻りました、笑」
…そして忠義先輩も
その中で一緒に笑っていたから、
心配は必要なかったと悟る。
「…えっと、どこまでお話進みました？」
安「大倉から大体のことは聞いたで！」
錦「酔っ払いの世話大変やったな」
「あは、大変でした 笑」
ってことは、もうほぼ状況は分かってる感じかな。
忠義先輩の口から
きちんと戻る決意も表明した様子。
「じゃあ、
マル先輩と住むことも決まったんですか？」
丸「へっ？」
「え？」
私がふとそう聞くと、名前を呼ばれても
全く心当たりの無い顔をするマル先輩。
…あれ？
安「え、なに、一緒に住むん？」
錦「そんな話聞いてないで」
「…忠義先輩、
もしかしてまだ言ってないんですか…？」
まさか私が先に言ってしまった感じ？
いや、でもそこまで説明しといて
その話だけしてないなんて…
って思ったけど、忠義先輩の表情を見る限り
どうやらまだ言っていなかったらしい。
大「…だって！」
「だって…？」
大「…断られるん怖いもん」
…。
もん、で締めくくられた台詞に、一同沈黙。
「…ヘタレ」
丸「ヘタレや」
錦「ヒモでヘタレ」
安「ヘタレヒモ男や」
大「最悪のレッテルつけんといてよ」
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
