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未だに顔が見られない状態なんだけど、
顔を合わせて話すのも気まずいんだろうなぁ
なんて思って、離れるのを我慢した。
そして、忠義先輩の声が耳の近くで響く。
大「…フラれた」
「…えっ、フラれたってまさか、」
大「彼女…」
…まじですか。
あの、年上美人に…？
居酒屋の前にいた、女の人の姿を思い出す。
「でも、どうしてそんなことに？」
大「…今朝突然言われて」
「今朝？」
大「起きたら彼女が、急に "別れよう" って…
そのまま荷物まとめて出てった…」
しゅん、とした顔で私から離れて、
一人で俯く忠義先輩。
「…何か理由とか、教えてくれました？」
大「友達に言われてんて…。
ヒモとは早く別れた方がええって…」
「…しっかりとしたお友達さんですね」
大「俺もそう思う…」
あ、一応自覚はあるんだ。←
でも友達に言われただけで、
すぐに離れられるものなのかなぁ…。
全然分からないけど、不思議に思ったり。
大「…前から別れたいと思ってたんやって…
でも俺がかわいくて
何回も考え直してたらしくて…」
「自分で言うな…」
大「そんで友達に相談して、
ようやく目ぇ覚めたって…」
そうだったんだ。
よく分からないけどお友達さんナイスです…。
心の中でこっそりそう思っていると、
隣で忠義先輩が顔を上げてこちらを見つめる。
大「…だから、」
そっと顔が近付いて、
私のおでこに自分のおでこをくっつけてくる。
突然のことに、戸惑って動けなくなる私。
近距離で目が合って、優しくお願いをされた。
大「A達のとこ、戻らせて…？」
「…」
その甘い声に、思わず…
「…いい加減にしろ！」
大「えっ、！？」
先輩の身体を押して、立ち上がる。
驚愕の表情、忠義先輩。
大「な、何で！？」
「何でじゃない！そういう所ですよ！？」
大「え…なにが…？」
「そうやって何度も何度も彼女さんに甘えて、
その度に許してきてもらってたんでしょう！」
大「Aちゃ…」
「それでいざフラれたら
あっさり私の所へ来たわけですか？」
大「ちが…」
「しかもお酒の力に頼って…
大学も章ちゃん先輩から聞き出したんですね？」
大「お、怒らんって言うたのに！」
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
