メンバー ページ17
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錦「…Aは、どうする？」
「私ですか…」
再会の翌日がバイト休みの日なんて、
我ながらラッキーだな。
昨日決めた待ち合わせで、
今日大学終わりに集まった私達。
カフェの中の隅っこの席で相談中。
…これからどうするのか、を。
安「俺らと一緒に、やる？」
…やる、っていうのは、
二人の活動に加わって、一緒に歌うってこと。
…もちろん、私の決断は既に。
「…やりたいです」
まずはそこからだよね。うん。
私がもう一度始めなきゃ。
安「そう言うてくれると思った！」
「あ、でも私、
部活やめてから全然歌ったりしてないし楽器も…」
錦「そこは全然問題やないから、大丈夫」
「…まじですか」
錦「うん。Aならできるやろ」
信じきった目。
ちゃんと期待されていることに
少し泣きそうになる。
…頑張りたいな。
安「じゃ、決まりやね！」
「はい…これからよろしくお願いします」
錦「固いな、笑」
安「Aちゃんらしい 笑」
「だってちゃんとしないとこういうの！」
錦「はいはい分かった分かった」
「何も分かってないでしょ」
…なんだか気がラク。笑
気合いは入ってるけど、良い意味で力は抜けてる。
やっぱり居心地良いな…。
「ちなみに私は、何をすれば…？」
安「んー…」
錦「…ボーカル、やろな」
安「そやね、」
「…」
…まぁ、そりゃそうか。
確かに高校の時だってそうだったわけだから、
自然な成り行きだ。
…だけど、あの時と今では明らかに違う点が。
「…バンドではない、ですよね」
安「あ、それ言っちゃう？」
錦「しゃあないやんけ…」
ギター二本にボーカル。
もちろん成り立つけど、バンドとしてはいかない。
「…でもやっぱり、出来るならバンドの方が…」
錦「…じゃあメンバー集めるしかないか」
「…え？」
安「えっと…今三人やろー？
あと何人くらいほしい？」
錦「五人！」
「え、ちょ、」
安「五人かぁ…。ドラムと、ベースと…」
錦「キーボードと、
あとトランペットもできるパーカッション」
…なにこれ、考えてること同じ、じゃん。
章ちゃん先輩が私の方を見て微笑む。
安「…あと一人、どうする？」
「…ギターもできて、歌がすっごい上手な人…
が、良いです」
二人が、頷いた。
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
