Contrary Love 2 [Alan]

no.58 ページ8

お店をでて、ストリート沿いを歩く。









私の働いてるお店、ちょっと奥にあるから駅までは少しだけ距離があるの









街中が、イルミネーションでライトアップされてて
この季節嫌いじゃないかも。









見渡せばカップルで溢れてた場所も、この時間になるとまばらになってて









少し寂しいなって









中心にね、大きなツリーがあるのすごく素敵で。







それはまだライトがついてた。









｢きれい。｣









とっても。感動するぐらい









・









"カシャっ"









私のものでは無いシャッターの音がした。

でも、周り見渡しても写真とってる人なんていないの









おかしいなって思ったけど、きっと空耳。









気にせず駅の方に歩いて、たまにはクリスマスソングなんて聞いてみる。









この曲踊ってみたいかも









そんなこと思ってたらすごい視線を感じて…






振り向いてみた









｢誰も、、いないじゃん。気の所為か｣









気の所為だって、そう信じて









でも、一度気になりだしたものってずっと気がかりになってしまうもので





ずっとついてきてる気がして









気の所為、気の所為って









一つ目の曲がり角を曲れば、少し早歩きになっちゃう








・









・






…やっぱり誰かいるかも。だんだん怖くなる









玲於…玲於に電話しながら行こう。









そう思ってかけてみたけど出ない。
…盛り上がってて気づかないよね








早く、向かおう

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