Contrary Love 2 [Alan]

no.88 ページ38

朝から、心臓に悪い







今日、白濱亜嵐と時間かぶってるの




…最近ちゃんと会ってなかったから。









一方的に見てはいたけど

やっぱり、話なんてできなくて







レジに並ぶだけで、こんなにドキドキするものなんだって






・







・









3時にたくやさんたちが出勤して


とりあえずロッカールームにいく。









美奈子｢ほんとに見てて面白い笑｣



｢…笑いすぎですよ｣



美奈子｢早く好きって言っちゃえばいいのに！｣



｢ちょっと、声大きいです。外にいたらどうするんか｣








外に聞こえるんじゃないかっていうボリュームで、こんなこと言う店長



ほんとに、やめてください…









美奈子｢告白しないの？｣


｢む、無理ですよ、、初めてだし｣


美奈子｢え、初めてなの！？｣


｢…だって、男の人の嫌いだったから｣


美奈子｢きゃー、何それ。もうほんとにもどかしい！見ててニヤニヤしちゃう｣


｢ほんとに、やめてくださいね。｣









店長、油断できない…



もう。









美奈子｢ふふっ。じゃあお疲れ様｣



｢お疲れ様です。｣







・









・









店長も帰ったことだし、私も帰ろ




そう思って扉開けたら、そこに居たのは白濱亜嵐
いると思わないからビックリして









…うそ、聞かれてないよね？









亜嵐｢驚きすぎ笑
ねえ、ご飯いこ。｣








…ご飯のお誘い。
凄い、すっごいうれしい。


けど、この状態で二人でご飯なんて
心臓、持たないもん。






無理だよ









亜嵐｢無理って言っても、連れてくから｣



｢ちょっ…と｣









断ろうとしたのに、強引に掴まれた手






…もう、逃げられない。









そんなことより、手繋いでるよ…


これは、慣れてるから？
無意識なの？









ねえ、答えてよ。

わたしは、その辺の女の子と同じ？









自分で思って、1人で悲しくなった

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